JAPAN-ITALY Travel On-Line

イタリア旅行情報サイトJAPAN-ITALY Travel On-line
短歌で綴るイタリアの旅 
15 Maggio 2015

Italia, Viaggio scritto in Tanka :Treviso, Parma e Torino

トレヴィゾ・パルマ・トリノ周辺の街巡り
第5回  トリノとその周辺



         

岩間 正子


岩間 正子さんの「短歌で綴るイタリアの旅」、今回はトレヴィゾ・パルマ・トリノ周辺の街巡りのお便りが届きました。 2014年6月15日から26日まで 『I borghi piu` belli d'Italia (イタリアの最も美しい町)』に認定されている小都市を訪れる旅です。

写真トップ:トリノ近郊のサクラ・ディ・サンミケーレ修道院

<6月23日 トリノ市内>
ヴァレンチーノ 公園散策 朝一番 ポー川沿いに 中世の館   
トリノには 中世の建物 ここだけとか 王都の中心 バロック建築
王宮は 金銀に覆われ その栄華 誇らんばかりの 数々の宝  
マダマ宮 裏と正面 大違い ローマ遺跡と 壮麗バロック     
聖骸布 このドーモにて 防弾の ガラスの中に 納められており

カリニャーノ 宮殿レンガの 美しさ リソルジメント 博物館 
サンカルロ 広場二つの 教会と 伝統誇る 二つのカフェ
カフェ・トリノ カブール達が 統一の 策をめぐらし その席もあり 
ランチ後の ドルチェ名物 ビチェリン チョコレート入り 甘いエスプレッソ
ポー通り ヴィットリオエマヌエレー 橋の先 グラン・マードレ ディ・ディオ教会

ポー川の 流れと街を 見下ろして パンテオンのごとき 円形教会    
夕方に 街がざわつき 豪華衣裳 馬上の騎士たち 大行列
Via Roma 埋め尽くす程 人の波 洗者ヨハネの 生誕祭り 

●トリノ Torino
王都と冠が付く街。サルディニア王国の首都・その後統一イタリアの首都の時代もあった。サヴォイア家の宮殿を中心にバロック建築が碁盤の目のような街に点在している。ローマやフィレンツェとは異なり・・・整然としていてパリの雰囲気。泊まったホテルからVia Roma を真っ直ぐ進むとサンカルロ広場、カステッロ広場と分かりやすい。更に街を流れるポー川が一層豊かにしている。 

写真上左:ヴァレンチーノ公園   写真上右:ポー川とヴィットリオエマヌエーレ橋

カステッロ広場のマダマ宮殿は正面が壮麗なバロック、裏側はローマ時代の遺跡をそのまま使っていて素晴らしい。 

写真上左:マダマ宮殿の表側   写真上右:マダマ宮殿の裏側

王宮の中は凄い!というしかない 金箔で覆い豪華絢爛・・・王家の権威を保持するため・・・。 もうひとつ、トリノの守護聖人、洗礼者聖ヨハネをいただくドーモ。ここには、あの「聖骸布」が保管されている。「キリストと聖骸布」(ガエタノ・コンプリ)によれば研究は絶えない。一体なぜキリストとされる像が布に遺されているのか、布はどこの亜麻布?、花粉の調査までも・・・いまだにすべてが解明されていない。ただ それがキリストだと信じる心があるということだ。2015年には公開されるそうだ。

写真上左:王宮   写真上右:聖骸布のあるドゥオーモ

さらに トリノ名物と言えば伝統あるカフェ。統一時代の首相カヴールの定席のある所など高級感いっぱいのカフェが点在する。チョコレートやジェラートもカフェでゆったり味わえる。 ポー川にかかる ヴィットリエマヌエーレUの橋をわたり、街を俯瞰し、護っているような教会グランマードレ・ディ・ディオへ行ってみた。トリノタワーのある街が一望できる。

写真上左:カフェ・トリノ     写真上右:グラン・マードレ・ディ・ディオ教会から

かなり疲れて帰る途中 なんだか旅回り一座のような集団が・・・ 馬まで何頭も出てきて豪華衣裳の人々、観光客ではない大勢の人々。警官も整備にでている。聞いてみると、洗礼者聖ヨハネの生誕祭なのだとか。イエスの半年前に生まれたとされる街の守護聖人の誕生を祝う祭り。カステッロ広場まで行進し そこで火を炊き、夜にはポー川の花火で祝うとか。老若男女、人々の熱気は道路を埋め尽くしていた。観光客は少なく 落ち着いている街は「王都」の冠がふさわしい。

写真上: 洗礼者聖ヨハネ生誕祭  

<6月24日 サクラ・ディ・サン・ミケーレ → オロパ →トリノ>
スーザ渓谷 山頂に聳える 修道院 神と向き合う ベネディクト派の  
300年 かけて建造 したらしい 階段100段 崖を利用し        
ロマネスク ファサード中の 祭壇は 柱に彫刻 受胎告知の   
この崖の 上で自給 自足を? 現在4人の 修道士が居り  

ビエラから 千メートル超 山頂の オロパは一大 聖地サクロモンテ
大クーポラ その裏山には 祠あり 今日は霧で 霞んで見えず  
旧聖堂 黒いマリアが 祭壇に 信仰集め 感謝メッセージあふれ  
教区司教 イスラエルから 持ち帰り 黒いマリア像 人々掴み
石段を 更に登ると 新聖堂 1960年 やっと献堂され 

聖堂前 ヘリコプターで 訪問の JPUの 記念碑があり      
聖地内 レストランの ランチでは チーズポレンタ 鹿・子牛肉
いかにして この山奥に この聖堂 人間業か 神の業か  

●オロパ Oropa
トリノの北ビエッラという街からバスはグングン登りオロパへ。15、16世紀、トリノやミラノ周辺に巡礼地として自然の山に聖人を祭る聖堂がたくさん作られた。それらはサクロモンテ(聖なる山)と言われている。現在9か所が世界遺産だ。イスラエル巡礼の代替聖地としてまた宗教改革の嵐の中、カトリックの心を取り戻そうと作られたとも言われている。
オロパのサクロモンテはその一つだ。標高1000m超の山頂に巨大な聖堂!! ここでは特に、黒いマリア様が人々の心を捉え今も巡礼者が絶えない。多くの巡礼者のために宿泊施設も整っている一大聖地だ。

写真上左:オロパ 聖堂  写真上右:黒いマリア像

計画を立てた人、この地を見出した人、石をひとつひとつ運んだ人、積み上げた人、ひたすら祈り続けた人。そして今もこうして訪れる人。それらは人の力だが、そうした人々の小さい力と思いがこの山頂の巨大な聖堂の奇跡をもたらしたのだろう。大いなる力がそれに応えたのかもしれない。 霧がかかっていてロープウエイで行けるはずの聖堂の背後にある山の祠は見えなかった。マリア様の生涯をたどる小聖堂が並んでいるはずだ。

Shopの「どこから来たの?」という店主から黒いマリア様のグッヅを求めた・・・。店主が何故か香水をかけてくれた 香油? ほかのサクロモンテも訪れてみたい・・・。

写真上:チーズポレンタ 


筆者プロフィール
岩間 正子(いわま まさこ)
鎌倉市在住。初イタリアは1995年。以来、様々な国を旅した中でイタリアは10回を超えた。歴史、食文化、ユニークな街並み、どれをとっても興味は尽きない国。趣味のイタリア語も独学から始めて8年目、今は熟年クラスで月2回楽しんでいる。短歌形式の旅日記も写真とあわせるなど楽しみの一つ。
http://www.japanitalytravel.com
© JAPAN PLUS ITALY - MILANO 2013 All rights reserved
月5回発行、
JITRAメルマガ
登録はここから!

メ-ルアドレス入力

メルマガ案内