JAPANITALY Travel On-line

イタリア旅行情報サイトJAPAN-ITALY Travel On-line
市長が語る我が町観光自慢
 
月5回発行、
JITRAメルマガ
登録はここから!

メ-ルアドレス入力

メルマガ案内
15 Maggio 2016

ロコロトンド Locorotondo
丘の上の白くて丸い町         




ロコロトンド市長   トンマーゾ スカティーニャ氏
Sindaco di Locorotondo   Tommaso Scatigna

photo1 photo2 photo3 photo4

※写真をクリックすると大きな画像で見られます
写真提供:ロコロトンド市



ロコロトンド市長 トンマーゾ スカティーニャ氏へのインタビュー

JITRA:市長さん、ロコロトンド市とその近郊について教えてください。

市長:ロコロトンドは「ムルジャ地方」と呼ばれる丘陵地域に属する海抜410メートルの高台にあり「円形」の形を特色としています。ムルジャとはラテン語で「鋭い岸壁」という意味です。ロコロトンドは正確にはこの「ムルジャ地方」南東の「ムルジャ・ディ・トゥルッリ」地域にあります。

ロコロトンドは「イトリアの谷」の最も美しい「バルコニー」といわれています。実際、イトリアの谷にそびえるわが町の特徴となっている段丘は、古代から葡萄畑をつくるために形成され、常に農業活動で守られ不用な建造物が建てられることもなく現在まで継続してきたのです。ロコロトンドの見晴のいいチェントロ・ストリコから、イトリアの谷を見下ろすとその眺めに感動せざるを得ません。まるでモザイクのように、石壁で幾何学模様に区切られた小さな葡萄畑や穀物畑、地中海灌木地帯、そして古いマッセリアを囲む銀色に輝くオリーブ畑、地域一帯に散在する無数のトゥルッリなどがひろがっています。

ロコロトンドのチェントロ・ストリコは石と石灰岩からなる円錐形の中にすっぽり収まっています。石積みの白壁に囲まれ、まるで夢と現実のさなかに時間が停まってしまっているかのようです。「キアンカレッレ」という灰色の石で積み上げられた高勾配の三角屋根の家は「クンメルセ Cummerse」と呼ばれ、家の正面は高くそびえ、内部には星形天井が構成されています。

元々、この町は、「カサーレ・サン・ジョルジョ」と呼ばれていました。というのは、古代ローマの兵士殉教者である、サン・ジョルジョを祀った教会の周りに村落が生まれていったためです。12世紀前半には、集落が円形状に形成され、「カサーレ・サン・ジョルジョ」は、現在の「ロコロトンド(『ロコ=場所』『ロトンド=丸い』の意味)」と呼ばれるようになりました。実際、1195年発行の公文書に「Locus Rotundus」と呼ばれる小封土がモノーポリのサン・ステーファノ大修道院に属していると記されています。この状態は1385年まで継続されました。

ロコロトンドは丘の上のチェントロ・ストリコだけではありません。実際、住民の6割は120以上の地区からなる「平野部」に住んでおり、「庭園の村」という特徴も有しているのです。

なお、ロコロトンドは「イタリアの最も美しい村 I borghi piu belli d’Italia」にも認定されています。

JITRA: ロコロトンドの観光面での特徴は何でしょうか。

市長:ロコロトンドは、妖しいまでの不思議な魅力をそなえたチェントロ・ロストリコがあります。小さく清潔で、花や草木で一杯の場所です。住民は、家の外も自分の家の延長と考えていて毎日の掃除から鉢植えの花の世話まで、細かい配慮で磨き上げています。

それは平野部でも同様です。家の周辺にいつも関心をよせ、畑や周辺の手入れに余念がありません。
ロコロトンド最大の特色は、上述したようにイトリアの谷にそびえるチェントロ・ストリコの輪郭にそって立ち並ぶ住宅「クルメルセ」の存在です。この石でできた三角屋根の家は少し北欧的ともいえる不思議な雰囲気をわが町に与えています。これほど明確な「クルメルセ」構造の集積はロコロトンドの他では見ることはできません。

文化的活動も大変活発です。6月から9月まで夏のイベントスケジュールは、チェントロ・ストリコでも平野部でも盛り沢山です。フォークロアの祭りや伝統的祭りが沢山あります。さらにカルチャーイベント、サグラ(祭り)、ワイン祭、そして8月の「サン・ロッコ祭り」にはイトリアの谷全体を舞台とした華やかな花火を見学に大勢の人々がやってきます。また世界的名声ミュージシャンを大勢迎えての「ローカス・フェスティバルLocus Festival」は演奏やパーフォマンスが街の広場で展開されるためビジターは無料で鑑賞することができます。ロコロトンドは一年を通して活気ある町なのです。

JITRA:では、ロコロトンドで見逃してはならない場所、イベントを教えてください。

市長:見逃せない場所は、チェントロ・ストリコ、そしてサン・マルコ、ラミエ・ディ・オリンピア、マンチーニやリトゥンノなどの地区でしょう。見逃せないイベントは沢山あります。上述したように8月15,16,17日の「サン・ロッコ祭り」、「ローカス・フェスティバル」に始まり、ラミエ・ディ・オリンピアの祭り、マンチーニ地区の祭り、人間がシーンを演じる「生きているプレゼービオ」、様々なワイン祭(白ワインからノヴェッロの地元ワインまで)などなど。 夏と秋には、各地で「サグラ)」があります。チェントロ・ストリコでは「ニュマレッド・スッフケーテ」(後述)、そして平野部では「バッカラ・フリット」から「チャレッダ」など様々な食の祭りが開催されます。

JITRA:市長さんおすすめのレストランや特産品を教えてください。

市長: ロコロンドではどの飲食店でも伝統的な郷土料理を提供しています。少し現代的にアレンジした料理を出す店もあります。特定の店を挙げることはできませんが、どの店も最上の料理をだすことを受けあうことができます。食については、祭りのところでも触れましたがロコロトンドの代表的郷土料理は「ニュマレッド・スッフケーテ Gnumeredd Suffuchete」(子羊などの心臓や内蔵などをロールにして、鍋にワインなどと煮込んだもの)。大変美味です。この料理は上記したように「祭り」もあります。どの店も町の伝統を十二分に尊重し、地元産の食材を用いて料理します。

さらに、「Carne cotta al fornello カルネ・コッタ・アル・フォルノ」(串焼きにした羊肉や子羊肉などの肉を、四角い石窯で炭焼きにしたもの)もおいしいものです。そして最上級のピッツェリアもあります。どの料理も土着品種ワインや「ビアンコ・ロコロトンドDOC」とともにと味わって下さい。

わが町には、高品質のワインを生産する地元のカンティーナあり、国内・国際的な授賞も獲得しています。そしてわが町の農業も国レベルで高い評価を得ています。 ショッピングについては、チェントロ・ストリコにも、周辺部にも優れた技能を誇る職人たちがいます。

JITRA:最後に市長さんから日本の旅行者のみなさんにメッセージをお願いします。

市長: 私のメッセージは、自分の町に惚れ込んだ人間のメッセージといえましょう。素晴らしい景観や食文化だけではなく、我が町には特別なものがあります。それは「おもてなしの心」です。わが町にいらっしゃると、よそ者と感じることはなく、この町の一部、我々住民の一部と感じられるのに違いありません。ビジターに微笑みと優しさそして何かあればお手伝いをする姿勢で向かい合います。これらは「売り物」ではありません。ロコロトンドの町中どこにも自然と満ち溢れているのです。

迷路のようで魅惑的な狭い道、鉄製窓から溢れる様々な色のゼラニウムが眩しいチェントロ・ストリコを通ると、感動で胸がいっぱいになるに違いありません。

同時に、イトリアの谷からロコロトンドの丘の上の町を眺め上げると、「クルメルセ」の並ぶ円形の町のパノラマを享受できます。平野部には、この地域特有のトゥルッリが沢山あるので、その間を自転車で廻るのも楽しいものです。オリーブ林や葡萄畑の土地の香りや田園の野生植物群を楽しみながら。そして、最も古いトゥルッリの見学もおすすめです。マルツィオッラ地区にある1509年に建てられたトゥルッリで、隣町アルベロベッロにはないものです。ロコロトンドは、訪れる方々のハートをとらえるのに違いありません。

ロコロトンド データ
Dati di Locorotondo 

■アクセス
鉄道:バーリ中央駅(Bari Centrale)からSud Est鉄道(Ferrovie del Sud Est)で、マルティーナ・フランカ Martina Franca 方面行き列車でロコロトンド駅下車。所要時間1時間40-50分程度。
バス:バーリから同鉄道の路線バス、マルティーナ・フランカ行で、ロコロトンド下車。所用時間1時間30分程度。
詳細は下記サイトで
www.fseonline.it

■ツーリストインフォメーション
Pro Loco Locorotondo
住所:piazza Vittorio Emanuele n°27,
Tel:080/4313099
info@prolocolocorotondo.it


Marche


http://www.japanitalytravel.com
©  JAPAN PLUS ITALY - MILANO 2013 All rights reserved.