|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
15 Dicembre 2015
|
||||||||||||||||||
![]() チェルヴィアは、ロマーニャ地方のラヴェンナ県にあります。チェルヴィアは、ミラノから約280キロ、ボローニャから約100キロ、ラヴェンナから約20キロ、リミニから約20キロに位置しているアドリア海沿いにある海辺の町です。電車では、ボローニャからラヴェンナ経由で所要時間2時間前後の距離です。
写真トップ@塩収獲の労をねぎらい喜びを分かち合うイベント「ラ・リメッサ・デル・サーレ」
写真上ABチェルヴィアの塩田風景 ●ローマ時代から塩の生産 他の海辺の町と違う点が、チェルヴィアにはあります。それは、この町に塩田があることです。白い金/ORO BIANCOと呼ばれるチェルヴィアの塩は、この町にとって重要な物の一つと言えます。ローマ時代にはすでに塩の生産がされ、お金持ち、商人たちの間で貴重な物として流通していました。また中世時代には、チェルヴィアの塩はロマーニャ地方だけではなく、ロンバルディア地方でも流通し、ロマーニャ地方の経済にとって不可欠な物でした。
写真上C「世界の塩」の展示
「塩田カミローネ/Saline Camillone」では、チェルヴィアに古くから伝わる昔ながらの製法によって塩の生産を行っています。時期に限りはありますが、この塩田カミローネを訪れたい方は末尾を参照してください。
●独特の「甘い塩」が評判
ローマ法王にも献上されているこの塩、是非チェルヴィアに来られた際には、試して頂きたいと思います。食用の様々な塩の他にボディケア、石鹸なども取り扱っています。
写真上DE塩博物館の展示
●塩の歴史を紹介する博物館も 更に詳しく塩について知りたい方は、チェルヴィアの財産である「塩」に関する歴史を失わない為に建てられた「塩博物館MUSA(IL MUSEO DEL SALE)」をお勧めします。塩博物館MUSAは、古い文書、写真、道具など様々な物が展示されています。
写真上左F塩博物館の展示 写真上右G塩博物館受付では、寄付をすると塩を受け取ることができる
●9月には塩のフェスタ「Sapore di Sale」開催 毎年9月には「サポーレ・ディ・サーレSapore di Sale」というフェスタが行われています。このフェスタは、チェルヴィア運河沿いに多くのスタンドが並び、多くの人で賑わいます。並んでいるお店には、塩を使った商品、チョコレート、サラミ、トローネなど様々な物が並んでいます。
写真上左H塩のフェスタ「サポーレ・ディ・サーレSapore di Sale」 写真上右I様々な塩が販売
チェルヴィア運河の周辺を歩いているとあちこちでタリアテッレ、リゾット、サルシッチャソーセージ、魚が挟まれているパニーノ、焼き立てパン、ドルチェなどの美味しそうな物を食べている人達を見かけます。いつも思いますが、ロマーニャのフェスタは食べるには困りません。そして、ロマーニャの人達は、美味しい物が大好きなので本当に良く食べるので、その姿を見て感心してしまう程です。
写真上JK塩の収獲の労をねぎらい喜びを分かち合うイベント「ラ・リメッサ・デル・サーレ La Rimessa del Sale」
このフェスタで重要なイベント「ラ・リメッサ・デル・サーレLa Rimessa del Sale(塩の収獲の意味)」。これは塩田で働く人々が大変な仕事を9月で終えるので、みんなで喜びを分かち合うお祝です。船で運ばれて来る塩人々に無料で提供している為、地元の多くの人々が、長い行列を作りお祝に参加します。
●町の中心には美しいカテドラル
写真上左Lカテドラル 写真上右Mチェルヴィア市庁舎
●新鮮な魚とワイン、ジェラートも チェルヴィアの食といえば、ロマーニャ地方では欠かせないピアディーナ。ロマーニャ地方でも都市によってレシピがちがいますので、是非、食べ比べをして欲しいと思います。
写真上左Nリゾットと魚のフリット 写真上右Oジェラート屋「L’angolo del bio」
レストランでお食事をする場合には、アドリア海で獲れた新鮮な魚とチェルヴィアのd.o.c.ワイン、トレビアーノ・ディ・ロマーニャがお勧めです。また歩き疲れたら、市庁舎の裏側にあるジェラート屋「L’angolo del bio」で甘くて美味しいジェラートを食べて一息するのも良いでしょう。
■アクセス
■主な見所・イベント
塩田カミローネ Saline Camillone
塩博物館 MUSA DEL SALE(MUSA)
■ジェラート店
|
||||||||||||||||||
|