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16 febbraio 2009
■足を延ばすと/近郊編
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マテーラの大聖堂のバルコニーに立つと、遠くデュラム小麦畑の只中に、アルタムーラの町が見える。滋味豊かなデュラム小麦のアルタムーラのパンD.O.P(原産地統制名称)でも注目のアルタムーラは、お隣プーリア州の陽気な小都市だ。 この町はアルタムーラ原人の郷でもあるが、町の歴史が大きく動き出すのは1232年。この年、神聖ローマ帝国の皇帝、フェデリーコ2世の指示で、町の中心に大聖堂の建築が始まった。この皇帝は、キリスト教の伝統に囚われず、言葉も宗教も違う諸文化をよく理解するなど、相当ハイカラな人物であったらしい。これは、要地という要地に城や要塞を造らせたフェデリーコが、唯一残した大聖堂建築である。 フェデリーコの人となりのように、まずバラ窓は優美なイスラム寺院風である。幾重にも彫刻を重ねた扉まわりは、何やら図像がフィルムのコマように続いているが、キリストの生涯の24のエピソード、つまり一幅の聖書になっている。物語は、右下の受胎告知を受けひざまづくマリアに始まり、オリエント風に反時計回りに進んでいく。扉の桁を飾る最後の晩餐の席で、キリストに接吻するユダというのも面白い。 大聖堂とともに復興が始まった町には、フェデリーコの招致で、ギリシャ、イスラム、アラブなどの民族が、様々な技術とともに入植していった。そこでお国ごとに寄り集まって住居を作った結果、クラウストロという町並みが生まれた。防御のため、家屋をコの字に並べて袋小路を作るのだが、それが共有の中庭にもなっている。大小80は下らないというクラウストロを探して、旧市街の路地に迷いこむのも楽しい。 さてお昼も兼ねて、城壁の外周沿いのウンベルトI通りへ行こう。町には、B.C.5世紀の昔から、現在と変わらぬ場所に城壁があった。大小の石を積み上げた当時の城壁は、6mの高さに及んだという。それでアルタ(高い)・ムーラ(壁)というわけだ。その由緒正しい城壁のほんの一部が、この通りの2箇所で現役として利用されている。とにかく安くて美味しいオステリアは、その2つの"遺跡"の中ほどにある。さらに昔ながらの製法と薪の石窯にこだわるパン工房ヌンツィオ・ニニヴァッジにも近く、この通り、覚えておいて損はない。 写真: アルタムーラの大聖堂の扉の桁を飾る「最後の晩餐」
FAL線 アルタムーラ行き、またはバーリ行き マテーラ中央駅Matera Centrale乗車、アルタムーラAltamura下車(1番線到着)。 所要時間は約30分。乗車券は、各駅の窓口で。2.5ユーロ。 1日およそ15往復(※日・祝はすべて運休) FAL線時刻表 http://www.fal-srl.it/orari/orari_treni_puglia.htm ※アルタムーラでマテーラへの帰りの便は、2番線到着。 バーリ発の「マテーラ行き」では、後尾車両が「グラヴィーナ行き」の場合があり、アルタムーラでの切り離しがあるので注意。 アルタムーラ駅から、旧市街まで(徒歩10〜15分) 駅から、ほぼ一直線に走るレッジーナ・マルゲリータ大通りViale Regina Margheritaの突き当たりが、旧市街への入り口バーリの門。マルゲリータ大通りへは、1番線から地下道を通って反対側へ。地下道の出口を出たら右折。左手の三角公園に沿って、すぐ次の角を左折した道が、マルゲリータ大通り。 ■観光情報 町はドーナツの格好をしている。ドーナツの穴の部分が、城壁で囲まれた旧市街に当たり、その中心に大聖堂がある。下記の地図参照。 ・ アルタムーラ全域:http://www.mappeditalia.it/default.asp?id=578&mnu=10 地図中の1〜4の領域のうち、 領域2=駅、レッジーナ・マルゲリータ大通り、旧市街 領域4=旧市街、ウンベルトI通り、トリーノ通り ・ 旧市街:http://www.mappeditalia.it/default.asp?mnu=10&id=578&opr=5&content=1204 参考WEBサイト アルタムーラのフォト・ギャラリー http://www.altamuraweb.it/multimedia/galleria.asp アルタムーラ市のHP(イタリア語) http://www.comune.altamura.ba.it/ 大聖堂Duomo 8:30〜12:00/16:15〜20:00(冬季は19:00) 拝観自由(ただし、朝夕ミサが行われる) 場所:フェデリーコ2世通りCorso Federico II di Svevia (北のバーリの門Porta Bariと南のマテーラの門Porta Materaを一直線に結ぶ、旧市街のメインストリート) クラウストロCLAUSTRO 旧市街に点在し、「CLAUSTRO(その下にクラウストロ名)」と書かれた標識がある。 ウンベルトI通りCorso Unberto I 大聖堂のあるフェデリーコII通りを駅と反対方向に直進、マテーラの門を出で左の城壁沿いに続く大通りが、ウンベルトI通り。城壁沿いに直進すればバーリの門、駅方面へ。 B.C.5世紀の城壁跡@は、マテーラの門を出て、左手2つ目の建物に利用されている。 オステリア "ペェィン・ァシュットゥ" Antica Osteria "PEIN ASSUTT" 12:30〜15:30/21:00〜(日・休) 場所:Corso Umberto I, 56/58 - Altamura tel: 39 080 311 8313 15ユーロ〜、 Credit card:VISA、Amex、Master パン工房ヌンツィオ・ニニヴァッジ Forno a Legna NUNZIO NINIVAGGI 07:00〜13:00/16:00〜18:00(日祝休) 場所:Via Trino, 36 - Altamura トリーノ通りは、ウンベルトI通りとT字に交差する。そのあたりにB.C.5世紀の城壁跡Aがある。 tel/fax :39 080 311 5852 e-mail:info@ilpanedinunzio.it URL:www.ilpanedinunzio.it ※アルタムーラのパンD.O.Pは形状によって下記があり、売切れ次第終了。 ・パーネ・アルト(伝統的な山型) ・ パーネ・ア・カッペッロ・ディ・プレーテ(司祭の帽子形) 各500g、1kg ※マテーラへのアクセスなど一般情報は、おすすめ一日観光コース(1) のデータ部分をご参照ください。 |
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