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イタリア個人旅行 上級篇レッスン
15 Settembre 2011

第12回 
『ローカル鉄道で旅するイタリア』
Vol.3 アルベロベッロ





案内人
『アッティコ』主宰
村本幸枝



●スドエスト鉄道で世界遺産の街アルベロベッロへ!
3回シリーズでご紹介してきたイタリア、ローカル鉄道の旅も今回で最終回。最後を飾るのは世界中の旅行客を魅了する南イタリア、プーリア州にある小さな街、1996年にユネスコ世界遺産として登録されたアルベロベッロ (Alberobello) です。石を積み上げた尖り屋根の建物 “トゥルッリ” で有名なアルベロベッロまでは、プーリア州の州都バーリ (Bari) からターラント (Taranto) 行きのローカル鉄道『スドエスト鉄道 (Ferrovie del Sud-Est) 』に乗って1時間半程度 (停車駅によって所要時間は多少異なります)。料金は片道4.50ユーロ。

現在も一部、旧タイプの電車が運行しているものの、最近は洗練された(?)真っ赤なボディの車両に移行しつつあり、車内の乗り心地もずいぶん快適になりました。ちなみに、スドエスト鉄道のバーリ駅は、バーリ・チェントロ (Bari Centro) 、バーリ・スドエスト (Bari Sud Est) とふた駅ありますが、旅行客には、国鉄 (FS) と直結しているバーリ・チェントロを利用する方が便利です。

●バーリからは日帰りも可能なアルベロベッロ
スドエスト鉄道を利用すれば、バーリ/アルベロベッロ間の往復所要時間は3時間ほどなので、空路もあり、鉄道の路線も発達しているバーリを拠点に、日帰りでアルベロベッロを訪れることも可能です。ただし、スドエスト鉄道は日曜・祝日は運休しており、平日の運行時間も毎1時間程度。日帰りの場合は必ず事前に時刻表 (下記のURL参照) をチェックしておくようお薦めします。

写真トップ:バーリからターラント行きのローカル鉄道「スドエスト鉄道」の「電車タイプ旧」
写真上左:「電車タイプ新」 写真上右:アルベロベッロ


アルベロベッロ駅から街なかまでは徒歩20分程度。駅前広場から伸びるマルゲリータ通り(Viale Margherita) を進み、ヴィットリオ・エマヌエーレ通り(Corso Vittorio Emanuele)と交差したら左へ向かえば街の中心部へ出ることができます。やがて見えてくる街なかの東西に広がるトゥルッリの集落。アルベロベッロならではの雰囲気を満喫しつつ、小さな路地をのんびり散策したいなら、400近くあるトゥルッリに囲まれた東側にある住宅地区アイア・ピッコラ (Aia Piccola) へ。西側のリオーネ・モンティ(Rione Monti) 地区は、トゥルッリのお土産屋さんが建ち並ぶ、アイア・ピッコラの静けさと打って変わったとても賑やかなエリアです。徒歩で行き来ができる距離なので、両地区の雰囲気や違いを味わってみると面白いですよ!

●アルベロベッロ情報
(あくまでも個人的なお薦めとしてなので、あらかじめご了承を…)
<宿泊>
日帰りではなくアルベロベッロに1泊はしてみたい、それならトゥルッリに泊まってみたいという方はこちらがお薦め。私がテレビの撮影で幾度となくお世話になった “Trulli Holiday” 。キッチン付きのトゥルッリ・アパートメントを予約できます。アイア・ピッコラ地区ほか。
http://www.booking.com/hotel/it/trulli-holiday.ja.html

<お土産>
アルベロベッロのおしゃべり名物おばさん、大の親日家でもあるマリアさんが営むお店。地元の女性たちがハンドメイドで仕上げる麻の織物は代々アルベロベッロの女性たちに引き継がれた職人技。ランチョンマットやテーブルクロスなどのキッチン小物はお土産に喜ばれるはず。リオーネ・モンティ地区。
Matarrese Via Monte Pertica 9 Tel.080.4321431

<食事>
イタリアのグルメ本、ガンベロ・ロッソで唯一、フォルケッタ2本 (ミシュランの★に相当)
を獲得しているレストラン。予算はワインなしで1名70ユーロ程度。地元料理をベースにした洗練された料理が売り。トラットリアという雰囲気ではなく、高級感のあるお店です。
Il Poeta Contadino Via Indipendenza 21 Tel.080.4321917
www.ilpoetacontadino.it

※スドエスト鉄道の時刻表は下記からダウンロードできます。 http://www.fseonline.it/DownloadTimetables.aspx

案内人プロフィール
村本 幸枝 Muramoto Yukie

日伊文化交流サロン『アッティコ』を主宰。東京日本橋馬喰町でイタリア語、イタリア料理、イタリア文化など、イタリアに関する様々な講座やイベントを企画・運営する。また、イタリア特集を組む雑誌やテレビ、イベントのコーディネートを数多く手がける。
2002年サッカーW杯ではイタリアチームに帯同。年の半分をイタリアで過ごす。



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