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イタリア小都市ガイド Piccole citta' italiane
15 giugno 2009

レッジョ・エミリア Reggio Emilia
イタリアの三色国旗「トリコローレ」
発祥の地 



エミリア・ロマーニャ州 Emilia Romagna
レッジョ・エミリア県 Reggio Emilia





上村香織

レッジョ・エミリアは、エミリア・ロマーニャ州を横断する古代ローマ街道の一つ「エミリア街道」上にある町。町自体は小さくあまり観光地として馴染みがないかもしれないが、パルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)やバルサミコ酢を生み出すイタリア屈指の「食の王国」として、または芸術性や子供の自主性を尊重した新たな幼児教育の方法「レッジョ・アプローチ」を生み出した町として、イタリアだけでなく世界中でも名の通った町である。

写真トップ:レッジョ・エミリアの中心地プランボリーニ広場の時計塔

●市街を散策
小さい町なので、散歩にでかけるつもりで気軽に町を歩こう。町のメインストリートはエミリア街道で、この道はそのまま隣町のパルマやモデナと直線上で結ばれている。世界的に有名な建造物はないが、時計塔や聖堂などが並んでそびえ、古いたたずまいの中に品のよさや清潔さが感じられる。エミリア街道を歩いて町の中心まで来たら、まずはプランポリーニ広場Piazza Prampoliniサン・プロスペロ教会広場Piazza San Prosperoにいってほしい。プランポリーニ広場は町の中心広場で、市庁舎、大聖堂、時計塔がある。大聖堂の左脇にある礼拝堂battisteroの中はルネッサンス様式のアフレスコ画が小さいながらも美しく一見の価値ありだ。

写真下左:レッジョの街のシンボル、ライオン像の上にはいつも子供が  中:大聖堂
右:地元食材を扱う食料品店


この広場とアーケードでつながるとなりの広場がサン・プロスペロ広場で、この町の守護聖人プロスペロを奉っている。教会前にある2頭のライオン像は地元のシンボルだ。平日の午前中はマーケットでいっぱいになるが、午後や休日はバールの椅子が並び、ゆっくりとくつろげる。この広場を見たら、次はエミリア街道にもどり、その反対側へ出ると劇場前噴水広場が目に入る。昨年完成したばかりの噴水広場は、新しいレッジョの顔。夜にもなればライトアップされ、美しい噴水のパフォーマンスが堪能できる。あちらこちらに置かれた現代的な椅子などもおしゃれだが、破壊されたり落書きされてもおらず、この町の人々の品のよさが伺える。

時間が許せば、プランポリーニ広場にあるトリコローレ博物館Museo del Tricoloreを見学するのもいいだろう。昔から、精神的にも政治的にも前衛的であったこの町だが、イタリア共和国の成立後、三色国旗が生まれた町で、この博物館で歴史的な写真や文献を見学することができる。イタリア国旗が生まれた歴史的な大広間は、現在は市役所内の式典をあげる場所として利用されている。

●幼児教育「レッジョ・アプローチ」は町の誇り
この町では、町をあげて「レッジョ・アプローチ」という幼児教育にも力をいれており、アメリカ・カナダをはじめとする世界中の幼児教育関係者の注目の的でもある。それを誇りとするこの町では、毎年5月になると、幼児教育とゴミのリサイクルを融合させた新たな試みで、市、学校、一般市民、企業などが推進する「レミダ・デー」や、町中に仮設舞台(その数なんと30箇所以上!)を設置していたるところで子供たちに本の読み聞かせの大切さを教える「Reggio Narra (レッジョ読み語り)」の日など、さまざまな教育イベントが多く、町は大賑わいになる。ぜひともスケージュールの都合のつく方は、事前にイベントチェックをしてきてほしいものだ。

写真下左:サン・プロスペロ教会広場  右:噴水広場と劇場


●レストラン・カフェ
「食の王国」と呼ばれるエミリア・ロマーニャ州の中でも、レッジョはグルメで名高い。パルマとモデナの中間地点でもあるため、パルミジャーノ・レッジャーノやバルサミコ酢などはこの町でも作られている。
ほかに、手打ちパスタの中に肉やほうれん草などがつまったさまざまなラビオリ「トルテッリ」もお勧めだし、バールなどでよく見かける、ほうれん草が入ったパイ「エルバッツォーネ」やパン生地を揚げた「ニョッコ・フリット」などは、地元っ子自慢の軽食なので、是非お試しあれ!こうしたお土産は、サン・プロスペロ広場の近くにある「L'ANGORO」という食料品店で手に入る。
シックなレストランで時間を過ごしたいなら、エミリア街道のマックスマーラ本店の脇にある、カフェ・アルティ・エ・メスティエリがおすすめ。このレストランのレシピ本は日本で出版されたことがあり、名古屋のマックスマーラ店脇に海外店第一号があった(現在閉店)。地元の気軽さがいいなら、ランチメニューも充実したペガソで、ピッツァやパスタを食べるのもいい。現代美術館(Palazzo Magnani)に隣接されたカフェ&レストラン、スックワドロも店内の雰囲気、食事の味ともにおすすめである。レッジョの町を堪能しながらの食事には、教会広場のバール、プロスペロがよい。週末ともなればレッジョっ子が集まる場所でもある。

●特産品とショッピング
ラこの地域なら、ぜひともパルミジャーノ・レッジャーノ、バルサミコ、プロシュットなどの食品がおすすめ。そのほか、イタリアでは珍しい赤のスパークリングワイン「ランブルスコ」がある。 マックスマーラの本社があるのもこの町なので、マックスマーラ・ファンの人は内装も美しい本店にも寄ってほしい。

著者プロフィール

上村香織 (うえむらかおり)

横浜出身。某女子大で国際関係を勉強した後、イギリスの高校で1年間日本語を教え、その後ヴェネチア大学へ就職。 現在、ヴェネチア・カフォスカリ大学外国語学部東アジア研究学科にて常勤日本語講師をする傍ら、翻訳、通訳業務にも従事。

データ
Dati
■アクセス
reggio emilia ミラノからボローニャ、ローマ行きの列車で約1時間45分。ボローニャからは40分ほど。
駅から中心地へ出るには、徒歩(10分ぐらい)か、市バスで数分。

■インフォメーション
レッジョ・エミリア観光局
Via Farini 1/A
Tel: 0522 451152 - Fax: 0522 43673
E-mail: iat@municipio.re.it
http://www.municipio.re.it/IAT/iatre.nsf

■美術館・博物館
トリコローレ博物館 Museo del Tricolore
P.za Prampolini
Tel: 0522-456805
http://www.tricolore.it/museo.htm
定休・月曜

現代美術館 Palazzo Magnani
Corso Garibaldi,31
Tel: 0522-44406
http://www.palazzomagnani.it
定休・月曜

■レストラン・バール
カフェ・アルティ・エ・メスティエリAFFE' ARTI E MESTIERI
Via emilia san pietro, 14
Tel: 0522.432202

ペガソ RISTORANTE PIZZERIA PEGASO
Via squadroni, 3/a
Tel: 0522.454821
定休・日曜

スックワドロ SQQUADRO
現代美術館Palazzo Magnani横のカフェ&レストラン
Corso Garibaldi,31
Tel: 0522-444444
定休・月曜

プロスペロ PROSPERO
サン・プロスペロ広場のカフェ&レストラン
Piazza San Prospero,4
Tel: 0522-541543
定休・月曜

■ショップ
ランゴロ L'ANGOLO
食料品店
Via Fornaciari,2/B
Tel: 0522-430211





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