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イタリア小都市ガイド Piccole citta' italiane
15 maggio 2007

ビエッラ Biella
洗練された感性と素朴な暮らし



ピエモンテ州 Piemonte
ビエッラ県 Biella 





岩崎幹子

ビエッラはピエモンテ州の北部、ミラノとトリノのちょうど中間くらいに位置している。人口5万のコンパクトだが懐の深い町だ。
ビエッラのキーワードは『洗練された感性と素朴な暮らし』。ビエッラは高級ウールの世界有数の生産地、それを生み出すビエッレーゼ達の感性や素材を選び抜く目は周囲の豊かな自然の影響を受けて育まれ、同時にそれが人々の暮らしの中のこだわりを深くてもシンプルなものにしている。この町を訪れる人がどこかほっとすると言うのは、その所為かもしれない。

●ビエッラ散策
町の散策はツーリスト・インフォメーション・センター(以下、ATL)前から。イタリア通りVia Italiaなどを歩くうちに歴史を感じさせる建物の並ぶ高台が左手に目に入る。旧市街ピアッツォPiazzoだ。12世紀頃、強大なビエッラの勢力を分散する為に司教がこのピアッツォ地区(ピアッツァPiazzaではないので注意)に自治権を与えたという。中央郵便局向かいの広場奥からケーブルカーで上る。夏場は中央広場のピッツェリアやレストランが開店する夕方からおしゃれ自慢の若者が集まり、夜中までお喋りを楽しむ。

ピアッツォ地区から下り、ショッピング街イタリア通りを散策すると中程の市役所前にはロマネスク様式の洗礼堂と鐘楼そしてドゥオーモDuomoが、少し足を延ばしチェルヴォ川のほとりへモダンアートのピストレット財団展示室Fondazione Pistolettoを訪れてもよい。

●近郊のみどころ
時間があれば、巡礼地オローパOropaへ。ヨーロッパ・アルプス最大のマドンナ信仰の地。旧教会にはビエッラの守護聖人「黒いマドンナ像」が安置され、また17世紀頃建造の12の礼拝堂を順に巡ると聖母マリアの生涯を追う事ができる。キリストや主要な聖人の生涯を表したこの様なサクロモンテと呼ばれる礼拝堂の集合体はイタリア北西部に幾つもあるが、オローパのものは特に重要で、世界遺産に指定された9つのサクロモンテ群の一つ。

あるいはカンデーロCandeloの中世の城砦地区リチェットRicettoも興味深い。普段は穀物倉庫として使用され戦時になると市民が逃げ込み外からの圧力に抵抗したという。ほとんど完全な形で保存されているこの地区は、歴史物の映画の撮影などにも使われる。

写真トップ:ピアッツォ地区の中心、チステルナ広場
下左:世界遺産、巡礼地オローパ、右:ピアッツォ地区の町並み

●ビエッラでショッピング
こうした手軽な観光スポットも合間にいれながらのショッピングもまた魅力的だ。
ビエッラのお土産でお勧めNo.1はカネストレッリ。香ばしく焼いた生地にチョコをサンドしたウェハースはやみつきになる味。味はお店によってかなり違う。ジャンテJEANTETのものは無骨な食感にたっぷりチョコ。ATL向かって右手ロータリー脇。黄色い看板が目印。

モスカ精肉店Macelleria Moscaはピエモンテの『食』を求める人のための老舗。チーズやサラミなどを選ぶならここ!サービスは迅速だがとても温か。ソチャーレ劇場前広場からサン・フィリッポ通りへの角。

ミスター・ニックMister Nicは少し高くてもやっぱりカシミアをという向きに。洗練されたデザインで商品も豊富。ATL向かって右手ロータリーからトリノ通りを250m下り、ベンガズィ通りを左に100m。呼び鈴を押し入店。

セレクトショップ・バナーレBanale Concept Store。ミラノの若手デザイナー中心のメンズ、レディース、ビエッラ発のグッズなどの品選びは他にはない美しさ。イタリア通りの銀行Banca Intesa向かい。通りから少し奥まった大理石のモダンな玄関が目印。

●おすすめバー&レストラン
ピアッツォ地区のファルマチアFarmaciaは広場にあるおしゃれな若者が集うカクテルバー。オーナは若手デザイナーのフランコ。広場向かいドゥエ・クオリDue Cuoriでは姉のアンナが有機野菜を使う京のおばんざい風のトラットリアを。

ヴィーニョ・ティントVinho Tintoはケーブルカー乗り場直ぐ手前のワインバー。お昼に最適。ワイン付きパスタセット7,5ユーロ。ワインレッドのフードが目印。

ラ・タヴェルナ・デル・グーフォLa Taverna Del Gufo は町の企業家達が隠れ家のように使うレストラン。奥さんの家庭料理にご主人のワイン選びで満足させてくれる。(市街地からタクシーで7分、要予約。)



著者プロフィール

岩崎幹子(いわさき もとこ)

農林水産省を退職後2000年に渡伊。本業の翻訳、通訳業の側らビエッラ地方観光局の日本向けPRを担当。繊維から食、文化、時刻表案内まで観光に限らずビエッラに関するあらゆる情報を提供。現在07年夏へ向けビエッラの合唱団訪日企画でも大忙し。
お問い合わせgiappone@atl.biella.it  PRプロジェクトHP www.biellacoccola.it

データ
Dati
■アクセス
ビエッラまで
〈電車の場合〉イタリア鉄道ミラノ-トリノ間のノヴァーラNovara駅、あるいはサンティアSanthia'駅でビエッラ行きに乗り換え、終点ビエッラ・サン・パオロBiella-S.Paolo駅で下車。駅からはバスで中心街へ。
〈バスの場合〉ミラノ地下鉄1号線・モリーノ・ドリーノMolino Dorino駅3番バス乗り場から1日2往復の直通バスがある。日曜運休。
〈車の場合〉高速道路A4号線でサンティアSanthia'またはカリズィオCarisioで降りる。ミラノ、トリノから1時間半程度。

巡礼地オローパ Santuario di Oropa
ATL前からバスが出ている。所要時間約40分。
Via Santuario di Oropa 480, Biella-Oropa
Tel: 015-25551200
http://www.santuariodioropa.it

カンデーロのリチェット Ricetto di Candelo
ATL前からバスで約20分。バス路線の詳細は下記のATLで聞くことができる。 
Piazza Castello 16, Candelo (BI)

■ビエッラ地方観光局 ATL BIELLA
インフォメーション・センターにはスタッフ(英語、仏語可)が常駐。バスのチケットも販売、全バス路線の詳しい時刻表ももらえる。日曜休
Piazza Vittorio Veneto 3
Tel: 015-351128 
http://www.atl.biella.it/jap/index_jap.html (ビエッラを紹介した日本語HP)

■その他
ピストレット財団 Fondazione Pistoletto
Via Serralunga 27
Tel: 015-28400 
http://www.cittadellarte.it

パスティッチェリア・ジャンテPasticceria JEANTET
Piazza Vittorio Veneto 16
Tel: 015-22545
http://www.jeantet.it

精肉店モスカ Macelleria Mosca
Via San Filippo 16 Tel: 015-23181  日・月曜休
http://www.moscagastronomia.it

ミスター・ニックMister Nic
Via Bengasi 8
Tel: 015-20441 日曜休
http://www.misternic.it

セレクトショップ・バナーレ Banale Concept Store
Via Italia 22
Tel: 015-355393 日曜休

レストラン・ドゥエ・クオリ & バール・ファルマチア Ristorante fdv DUE CUORI & bar fdv FARMACIA
Piazza della Cisterna 11
Tel: 015-30145 または 34481 
6月〜10月初旬営業、月曜休

ヴィーニョ・ティント Vinho Tinto
Piazza Curiel 1/E
Tel: 015-23105 日曜休

レストラン・ラ・タヴェルナ・デル・グーフォ Ristorante La Taverna Del Gufo
Via Caralli 6, Occhieppo Inferiore (BI)
Tel: 015-590051 日曜休





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