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ボローニャ県への旅 体験レポート
15 novembre 2006
ボローニャ県・モータースポーツの旅
Bologna, Terra di motori

嶋村甲乃子 Kanoko Shimamura


9月14日 ボローニャ市内観光
エウロスターでボローニャ駅にほぼ定刻通りに到着。駅では、ボローニャ観光局のリリアさんが私たちを迎えてくださり、ボローニャ市の歴史などを伺いながら中心部へ向かう。まずは腹ごしらえということで、市民のためのマーケットが集まる一角にあるタンブリーニTamburiniというお店へ行く。ここは良質なパスタやチーズ、ハムといった食材を売るお店に併設されたカフェテリア形式のレストランだ。食べたいものを好きなだけよそってもらう形式で、現物を見ながら注文できるし、分量も思いのまま頼めて、私たちのような外国人旅行者にはぴったりだ。粉チーズをたっぷりかけたパスタやカリフラワーやブロッコリーのチーズ焼きなどで満腹になったところで、市内観光に出発することとなった。

私たち親子はともに数回イタリア旅行に来ているが、二人ともボローニャは初めて。しかも、今回の旅行に応募するまでボローニャについてまったくといっていい程知らなかった。この街に来てまず感じたのは、想像以上ににぎやかで活気のある街だということだ。大きな大学があるせいで若い人が多いのだという。観光客でいっぱいのフィレンツェやヴェネツィアとは雰囲気が違う。
ボローニャはかつて百塔の街と呼ばれていたそうだが、今残っている塔は20本ほどだという。最も有名で街のシンボル的存在なのが二本の塔、アシネッリと斜塔のガリセンダ。アシネッリは上に登れるそうだ。塔と並ぶ街のシンボル、サンペトロニオ聖堂や、市庁舎、旧ボローニャ大学等徒歩で見て回っているうちにあっという間に夕方になってしまった。街を歩いてみて最もボローニャらしさを感じたのは、どの通りにもある柱廊(ポルティコ)だった。かつて急激に膨れ上がる人口(大学生)を収容する必要に駆られて部屋を増やすための策だったそうだが、実用性もあるし、連続したアーチがとてもきれい。

まるでヴェネツィアのような運河の見えるカフェでひと休みした後、リリアさんの車でボローニャの西、ボルゴ・パニガーレ地区のホテルHotel del Borgoに送っていただく。夕食はホテルの隣にあるVizo e gustoへ。なかなか大きなレストランでお客さんもいっぱい。メニューはブルスケッタで始まってボロニェーゼソースのタリアテッレ、ブラサオラ(干し肉)やキノコ、グラーナチーズなどなど、とてもおいしい。

9月15日 モータースポーツツアー参加
今日はいよいよこの旅行のメインイベント、モータースポーツツアーに出発。モータースターズ社というところが提供しているガイドツアーに参加するのだ。
朝、ホテルに、モータースターズ社のフランチェスコさんがピックアップにみえる。今日は、私たちのほかにやはり日本からいらした一組のご夫妻と、通訳の小関さんも一緒だ。

まずサンタガタ・ボロニェーゼのランボルギーニミュージアムの見学からスタート。何台もの新旧ランボルギーニを見たり、パネルを見ながらランボルギーニの歴史について説明を受ける。運転席に座ってみたい衝動に駆られるが、触ったり乗ったりはできないのがちょっぴり残念。それから工場に移動。中では、ガヤルドとムルシエラゴを組み立てている二本のラインがあり、その手の届くようなすぐ脇を説明を聞きながら歩く。ガヤルドは一日に9台、ムルシエラゴは3台のみ作られるのだそうだ。だからラインと言っても一工程づつ丁寧に仕事が進められている。
山のような色とりどりの革に囲まれて革製の内装部品をミシンで縫っている部門もある。ランボルギーニは、完全受注生産なので、シートや内装の色やそれらを縫う糸の色に至るまで指定できるのだとか。知らなかった!最後に完成品を検査するところがあって、外に出たがそこには、ここ何日かで作られた新車がピカピカ光って並んでいる。見事な眺めに思わずウワーッと言ってしまう。工場内は撮影禁止なのがつくづく残念!
工場見学というのは、ずっと昔、小学生の時の社会科見学以来だったけど、文句なしにここが一番楽しい。気持ちが高ぶってなんだか少し酔ったような気分。

それから私たちはマセラーティを見るために、パニーニ氏の個人ミュージアムへ向かう。パニーニ氏は、地元の大富豪で、マセラーティ社にあったビンテージコレクションが散逸の危機にあった時に、私財を投じてこれを購入したのだとか。誰でも予約なしに見に来られるところじゃないせいか、私たちの貸切状態だ。マセラーティの三叉鉾マークって、ボローニャの中心部にあるネプチューンの持ってる鉾が由来だなんて知らなかった!

その後、私たちは、エミリア・ロマーニャの田園地帯の中をドライブしながらマラネッロのフェラーリ社へ向かう。
フェラーリの工場は外から見ただけでも、思った以上に大きくてちょっとびっくり。さすがフェラーリ?テストコースもある。もちろん非公開だけれど、外の路地のようなところからほんの少し金網越しに見ることのできる場所があって、そこへ寄り道してみるが、残念ながら車は走ってない。工場は公開されてないので、ミュージアムへ行く。歴代の車から、599までずらり。もちろん乗用車だけじゃなく、過去のレースカーやトリノオリンピックの開会式に登場したF1カーまで並んでいる。車を見ながらフェラーリの歴史などについても説明を受ける。その後、オフィシャルショップでの買い物も楽しむ。
それから、私たちはミュージアムを出て、順繰りにテスタロッサの助手席体験試乗をする。一人15分ぐらいだが、ちょっと怖い、楽しい経験だ。フェラーリに乗せてもらうなんて、私には最初で最後の経験かしら。ここマラネロでは、街中でもフェラーリとの遭遇率が高い。

最後は、ボローニャのボルゴ・パニガーレにある、ドゥカーティの工場見学に向かう。日本にいるときはドゥカッティとか、ドカティとか言っていたけど、ドゥカーティって言うのが正しいらしい。ここでも、ランボルギーニの工場のようにラインの脇を歩いて見学できる。ここではグループごとにドゥカーテイ社のガイドさんが就いて説明してくれる。初めは骨組みだったものがだんだん新車になってゆく過程が楽しい。
工場の後はミュージアムへ行く。どちらも沢山の人でいっぱい。その後、オフィシャルショップに立ち寄り、ドゥカーティ社からすぐのところにあるホテルに戻る。信じられないほどたくさんのイタリアの誇るスーパーカー、スーパーバイクに浸ることができた一日だった。
今夜の夕食は昨夜と同じレストランで、魚介類中心のメニューを堪能する。

9月16日 イモラサーキットへ
ボローニャモータースポーツの旅も最後となった今日は、イモラサーキットを会場に一年に一度行われる展示交換会、MOSTRA SCAMBIO IMOLAというイベントを見に出かけるため、車でイモラに送っていただく。
イモラサーキットは、本当にここでF1グランプリが行われるのかしらと思うような静かな住宅街に隣接している。イベントは、車、バイク関係のフリーマーケットのよう。本やミニカー、ワッペンのようなコレクターズアイテムからさまざまな部品、まるでがらくたのようなボロボロのパーツまでも売られている。車やバイク本体は思ったほどはビンテージ物は少ないけど、古いものから割と新しいものまでいろいろある。マニアックな人がお目当ての部品を探しにやってきているのだろうか、大賑わいだ。
昼食はカフェテリアで食べ、午後は、残念ながら雨が降り出したので屋内の店を見て回ることにする。イモラサーキット自体をもっと見たかったが雨がひどくてあきらめざるを得ない。残念。

一旦ホテルに戻って一休みしてからバスで市内中心部に出かける。しばらくウインドーショッピングを楽しんで(雨降りでもポルティコのおかげで、傘をささずにすむ)、DIANAというレストランへ行く。今夜はボローニャ最後の夕食なのでトルテリーニや、ボロニェーゼソースのかかったパスタ、カツレツなどボローニャらしいメニューをおなかいっぱい楽しむ。

9月17日
朝食後、ホテルの看板ワンちゃんにも別れを告げ、後ろ髪を引かれる思いでボローニャを後にする。贅沢を言えば、もう一日二日ボローニャに滞在したかった!
今までイタリア旅行といえば、芸術、建築、美食、遺跡、自然などといったものに触れる事が多かったが、モータースポーツをテーマにした旅は初めてでとっても新鮮だった。イタリアで見たイタリアの最高級の車とバイクは忘れられないだろう。今回このような旅行を企画してくださったボローニャ県ならびに、JITRAの皆様に心から感謝したい。


ボローニャ市庁舎から見たマッジョーレ広場



ボローニャ市内のポルティコ



ネプチューン像



ランボルギーニ・ミュージアムと工場外観



ランボルギーニ・ミュージアム内部



パニーニコレクション



フェラーリ工場の入口


フェラーリ・ミュージアムの展示


ため息がでそう・・・


テフェラーリに乗り込みます


ドゥカーティ・ミュージアム


ドゥカーティ初期のモデル・クッチョロ

ジイモラ・展示交換会にて


雨のイモラ・展示交換会


嶋村さんプロフィール
東京都出身。主婦。趣味は、ミステリーを読むこと、新しいものより古い絵画や建築を見ること、たまに海外旅行に行くこと。母と息子で旅行するのは珍しいといつも言われますが、今回の旅行にも、大学でアートを勉強中の息子と出かけました。

☆「ボローニャ県への旅」主催:ボローニャ県 Provincia di Bologna

☆宿泊先
HOTEL DEL BORGO
Via M.Emilio Lepido, 195 - 40132 Bologna
tel. +39 051 406878 fax +39 051 6417709
URL: http://www.hoteldelborgo.it

☆その他協力先
TAMBURINI ANTICA SALSAMENTERIA BOLOGNESE
Via Caprarie, 1 - 40121 Bologna
tel +39 051 234726 fax +39 051 232226
URL:http://www.tamburini.com

MOTORSTARS
Via Ripa Inferiore, 20 - 41013 Castelfranco Emilia (Modena)
tel.&fax +39 059 921667 cell. 347 0543696 (月〜金 9:00〜19:00)
URL: http://www.motorstars.org

DUCATI MOTOR HOLDING SPA
Via Cavalieri Ducati, 3 - 40132 Borgo Panigale (Bologna)
tel.+39 0516413111 fax +39 051 6413113
URL: http://www.ducati.com

AUTOMOBILI LAMBORGHINI HOLDING SPA
Via Modena, 12 - 40019 Sant'Agata Bolognese (Bologna)
tel.+39 0516817716/6817711 fax +39 051 6817737
URL: http://www.lamborghini.com

C.R.A.M.E. - Club Romagnolo Auto e Moto d'Epoca
Viale D'Agostino, 6/A - 40026 Imola (Bologna)
URL: http://www.crame.it

イモラ観光協会S.T.A.I. Societa' Turismo Area Imolese、ボローニャ文化センターEmporio della Cultura di Bologna



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