フォリーニョ・スポレート・ヴァルネリーナ
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| 「いにしえのウンブリア、峡谷と山々」の核となるのは古都スポレートとフォリーニョ、 ヴァルネリーナ渓谷のノルチャとカシャ。 そしてこれらの町にまさるともおとらないのが各地に点在する珠玉の小都市です。 |
| テリトリーの紹介と見所 Territorio e posti da vedere |
| スポレートSpoleto 輝かしい歴史を持つ町です。戦略的に重要な位置にあり、先史の鉄器時代から重要な中心地でした。紀元前241年には古代ローマ帝国の植民地となり、ローマ円形劇場Anfiteatro Romano、古代ローマ時代の家Casa Romana、ローマ劇場Teatro Romanoなど、当時の重要な遺跡が町の中心地に残っています。その後、ロンゴバルド時代にスポレート公国として栄えます。1155年に赤ひげ王フェデリコ・バルバロッサに町を破壊された後、町は中世の時代に発展を続けます。特に絵画や建築において価値ある作品が実現されました。中でもドゥオーモDuomoはロマネスク様式のファサードが美しく、内部ではフィリッポ・リッピやピントゥリッキオの見事なフレスコ画が見られます。サン・ピエトロ教会S.Pietro、サン・エウフェミア教会S.Eufemia、サン・パオロ教会S.Paolo、サン・グレゴリオ教会S.Gregorio、サン・ポンツィアーノ教会S.Ponzianoも当時のものです。モンテルコ山を背後に町を見下ろすように建つアルボルノツィアーナ要塞Rocca Albornozianaはローマ教皇領時代のもの。そばにはゲーテが「イタリア紀行」の中でうたった石造りの水道橋塔の橋Ponte dei Torriがあります。 フォリーニョFoligno ウンブラ峡谷の平野にある城壁都市。近くをフラミニア街道が通っており、古代ローマ人にとって大切な町でした。フォリーニョの歴史の中で最も華やかな時代は、1300年代から1400年代にかけて、トリンチ家の支配下にあった時でした。町の中央にあるレプッブリカ広場Piazza Repubblicaは、町の政治そして宗教の中心地です。広場に堂々と建つのが、11世紀に起源を遡るドゥオーモDuomo。2つの美しいファサードはロマネスク様式の代表作です。また、13世紀の市庁舎市庁舎Palazzo Comunale、1300年代末から1400年代初頭にかけてトリンチ家のために建てられたトリンチ宮殿トリンチ宮殿Palazzo Trinciもあります。同宮殿内には現在は絵画館が入っています。その他の輝かしい芸術を代表する建物が、サン・ドメニコ・アウディトリウム教会S.Domenico Auditorium(14世紀)、サン・フランチェスコ教会S.Francesco(1300年)、サンタ・マリア・イン・カンピス教会S.Maria in Campis(初代キリスト教時代)、フォリーニョ近郊ではサッソヴィーヴォ修道院Abbazia di Sassovivo(11世紀にベネディクト派修道士により建設)などです。 ノルチャNorcia サビーニ族が町を創り、その後、ローマ帝国植民地となりました。アスコラーナ門Porta Ascolanaやロマーナ門Porta Romanaなど8つの門のある13世紀の城壁に囲まれた町です。この地に生まれベネデット派を創設した聖人サン・ベネデットの像の建つサン・ベネデット広場Piazza S. Benedettoを中心に町は形成されています。広場には、サン・ベネデットの生家と言われる古い建物の上に建つサン・ベネデット聖堂Basilica di S.Benedettoがあり、地下礼拝室には1300年代のフレスコ画が残っています。また、1300年代に起源を遡る市庁舎Palazzo Comunale、教皇の別荘として建てられ、現在は司教区市民博物館となっている要塞Castellina、サンタ・マリア・アルジェンタ教会Cattedrale di S. Maria Argenta(16世紀)、1300年代の小寺院Tempiettoも見逃せません。 カッシャCascia ヴァルネリーナ地方の中心地のひとつ。なだらかな丘の斜面にあり、ふもとにはコルノ川が流れています。最初はローマ帝国植民地でしたが、その後同帝国の重要な町となりました。1400年代に教皇領の一拠点でした。カッシャは聖人サンタ・リータの町として有名です。町の中心はサンタ・リータ至聖所Santuario di S. Rita。1900年代に白大理石でつくられたネオ・ゴシック様式で、上部聖堂と下部聖堂、告解所、罪人の贖罪のための至聖所に結びつくいくつかの場所からなっています。また、サンタ・リータの遺骸が納められた墓があります。 ********************** 珠玉の小都市 ベヴァーニャBevagnaは、水豊かなフォリーニョ平野はずれの静かな町。古代ローマ時代に栄え、今でも多くの遺跡が残っています。また、中世時代においても重要な町でした。歴史的中心地、特に美しいシルヴェストリ広場Piazza Silvestriには1270年に建てられたコンソリ宮殿Palazzo Consoliなど、中世の面影を伝える建物が残っています。広場にはフランチェスコ・トルティ劇場Teatro Francesco Tortiもあります。 カンペッロ・スル・クリトゥンノCampello sul Clitunnoは、城壁と塔のある典型的な中世時代の小都市。高台にはお城や古い館が建っています。低地には、多くの詩人や画家がその美しさを愛でたクリトゥンノの泉Fonti del Clitunnoがあります。池からはクリトゥンノ川を生み出す清らかな水が涌き出、その周りには緑が生い茂っています。その水は聖なる水として見なされてきました。近くにはクリトゥンノ神に捧げられた古代ローマ寺院で、その後初代キリスト教時代に教会となったクリトゥンノの小寺院Tempietto di Clitunnoがあります。 カステル・リタルディCastel Ritaldiは、ぶどう畑が広がる緑に囲まれた町。13世紀に建てられた城Castello、城壁や塔があります。 チェッレート・ディ・スポレートCerreto di Spoletoには中世時代の城壁や門、塔がそのまま残っています。城Castelloはネーラ峡谷とヴィージ峡谷の間、眺めの良い場所に位置しています。 ジャーノ・デッルンブリアGiano dell'Umbriは、中世時代の面影をそのまま残す丘の上の小都市。二つの城が一緒になってできた集落を囲む城壁や塔が残っています。町の中心広場に建つ市庁舎Palazzo Municipaleの中にはローマ時代の別荘の遺跡があります。マルターニ山のそばにあり、トレッキング愛好家には理想的な場所です。 グアルド・カッターネオGualdo Cattaneo。テヴェレ峡谷とウンブラ峡谷が出会う要所にあるこの辺りにはいくつかのお城や防御された小集落が残っています。中でも教皇アレッサンドロ6世が建設を命じたことから”デイ・ボルジャ”と呼ばれる城塞Roccaがあります。 モンテファルコMontefalcoは格別の場所にあることから、ウンブリアのテラスと呼ばれています。城壁に囲まれた歴史的中心地には、サン・フランチェスコ教会・博物館Chiesa-Museo di S. Francescoがあります。中にはべノッツォ・ゴッツォリの描いた聖フランチェスコの生涯のフレスコ画が残っています(1452年)。 モンテレオーネ・ディ・スポレートMonteleone di Spoletoは、”アペニン山脈の獅子”と呼ばれています。古い歴史を持ち、青銅器時代や古代ローマ時代のブルーファBrufaの遺跡、芸術的価値のあるエトルスコ時代の車が発掘されました。町は、門のある城壁に囲まれており、古代の城の遺跡が町の一部を形成しています。 ノチェーラ・ウンブラNocera Umbraは、古代ウンブロ族の中心地で、その後フラミニア街道沿いの古代ローマの重要な都市でした。ミネラル温泉水の水源の町として有名です。サン・フランチェスコ教会の絵画館Pinacotecaには1200年代の板絵やニコロ・アルンノの多翼祭壇画があります。 ポッジョドーモPoggiodomoは、コシェルノ山の斜面にあり、豊かな自然が残った町。かつてポーリ枢機卿の別荘だったポーリ宮殿Palazzo Poliの前には石造りの井戸Cisternaがあります。 プレーチPreciは、1200年代に発展し、城壁に囲まれた集落の一部を残しています。見所は、10世紀に建てられたサン・エウティツィオ修道院Abbazia di S. Eutizioです。16世紀から17世紀にかけてこの修道院につくたれた外科医学校はヨーロッパ中に名前を知られていました。 サンタナトーリア・ディ・ナルコSant'Anatolia di Narcoは、先史時代にすでに人が住んでいたナルコの谷にあります。ウンブロ族のヴァルネリーナ一帯での最初の拠点として発展しました。12世紀末につくられたナルコ城Castello di Narcoの周りに中世の町が発展。その当時の門Porta Medievaleが今でも残っています。 スケッジーノSchegginoには、城壁や塔、門など、ネーラ川を見張る古い城の遺跡が残っています。木製の古い橋が町を二つに分けています。見所は、澄んだ水の涌き出るヴァルカサーナの泉Fonti di Valcasanaで、鱒などの魚がとれます。 セッラーノSellanoは、ネーラ峡谷を見張るための城塞都市でした。やすり製造で知られています。かつてベネデット派の修道士が近辺の鉄鉱山を利用したところから始まったと考えられています。見所は、ルネッサンス様式の市庁舎Palazzo Comunaleと16世紀のサン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会です。 スペッロSpelloは、最初はウンブロ族、その後ローマ帝国植民地でした。中世の時代に重要な変化を遂げ、ベルヴェデーレ要塞Belvedereなどに見られるように、典型的な中世の小都市の面影を残しています。サンタ・マリア・マッジョーレ教会Chiesa di S. Maria Maggiore(11世紀)内にはピントゥリッキオの代表的なフレスコ画が残っています。 トレヴィTrevi。オリーブの緑が覆うセラーノ山の斜面に白い家々がなだらかに下っています。元サン・フランチェスコ修道院内には、オリーブについて紹介するオリーブ博物館Museo della Civilta' dell'Ulivoがあり、壷などのコレクションも展示されています。オリーブブオイルの試食もでき、そのヴァリエーションの味聞きができます。 ヴァッロ・ディ・ネーラVallo di Neraは、中世時代の城壁、塔、宮殿、教会などが完璧な姿で残っており、町全体がモニュメント。まるで時が止まったかのような雰囲気のある町です。 ヴァルトピーナValtopinaは、フラミニア街道が通るトピーノ峡谷にあり、古代ローマ時代には数多くの拠点が設置されました。中世には、戦略的に重要な位置にあることからたくさんの城が建てられ、中でも11世紀につくられたポッジョ城Castello di Poggioはこの町の歴史と強く結びついています。 |
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