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ヴェネトのイチオシ情報  I luoghi più belli del Veneto! !
ジオットのフレスコ画に彩られた聖者と学者の町
−パドヴァ

パドヴァ市
Padova




資料写真提供:パドヴァ市
con la collaborazione del Comune di Padova
ヴェネト州 パドヴァ
Padova - Provincia del Veneto
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ヴェネツィア、ヴェローナに続くヴェネト州第三の都市(人口約21万人)であるパドヴァは、多くの奇跡を残し、この地で没した フランチェスコ派のポルトガル人、聖アントニオをまつる聖地として、年間をとおして多くの巡礼者が訪れます。また、学識と文化のあふれる町と呼ばれるゆえんは、ボローニャ大学に次ぐ伝統を誇るパドヴァ大学の世界的な名声によります。しかし町の目玉は何といっても、今年修復作業を終え、色鮮やかに甦った、スクロヴェンニ礼拝堂Cappella degli Scrovegni内のジオットGiottoのフレスコ画。
美術ファンにはもとより、宗教の域を越えて、我々の心に語りかけてくる作品群はまさに必見といえるでしょう。


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紀元前12世紀にはこの地に存在していた古代ヴェネト人、エウガネイEuganeiがパドヴァのルーツとされており、ローマ帝国に統治されてからはパタヴィウムPataviumと呼ばれ、紀元前1世紀頃にはヴェネト地方で一番の繁栄をみせます。7世紀頃にロンバルド族によって侵略 されますが、自由都市となった11−13世紀には城壁が築かれ、多くの教会などが建てられていきます。君主制を経て、1405年にはヴェネツィア共和国の支配下となり、ヴェネツィアの象徴、翼のあるライオン像が町の中心に姿を現します。その後、ヴェネツィア共和国の衰退に伴い、フランス、オーストリアなどに占領されますが、1866年にはイタリア王国に統合されます。現在のパドヴァは、めざましい経済発展を遂げる一方、柱廊の残る街並みやブレンタ運河の流れに、今もなお中世の雰囲気を感じさせられる珠玉の都市です。

国鉄パドヴァ駅から主要観光ポイントの集中している中心街までバスを利用する場合、B番、G番が便利です。駅構内の観光案内所近くにある市営バス営業所(”ACAP”というサインが目印)では、切符購入の他、バス路線図も入手できます。また、観光案内所では主要観光ポイントへの共通入場パス"Padova Card"が購入できます。徒歩の場合、駅前からまっすぐのびるポポロ通りCorso del Popoloを400メートル も歩けば、緑におおわれたアレーナ公園Giardini dell'Arenaが左手に見えてきます。ここにはスクロヴェンニ礼拝堂、市立博物館Museo Civico、マンテーニャMantegnaのフレスコ画があるエレミターニ教会Chiesa Eremitaniが隣接しています。ここから、ラジョーネ宮Palazzo della Ragioneのあるエルベ広場Piazza delle Erbeやパドヴァ大学Universita` di Padova(Il Bo`)までは歩いて5分。サンタントニオ大聖堂Basilica del Santoまではさらに南に約500メートルほど進みます。

観光ポイント

スクロヴェンニ礼拝堂 (Cappella degli Scrovegni)
住所:Palazzo Eremitani
Tel:+39-049-2010020(*予約専用電話:月−金9:00-19:00/土9:00−13:00)
Fax:+39-049-2010021
開場:9:00-19:00毎日(1月1日、5月1日、12月25,26日は休場)
入場料:11ユーロ
HP:www.cappelladegliscrovegni.it
e-mail:musei@comune.padova.it
1305年3月25日に完成し、当時の銀行家エンリコ・スクロヴェンニEnrico Scrovegniより聖母マリアに捧げられたこの礼拝堂。時が流れた2002年にも同じ受胎告知日の3月25日を選んで修復作業を完成、聖母のみならず、長いあいだ待ちわびていた多くの美術ファンにジオットが描いたその神秘な世界が捧げられています。こじんまりとした堂内には天空に星が輝き、壁面ところせましに聖母とキリストの生涯が描かれており、毎年3月25日の朝には、入口左の窓の上にある穴からもれる光が、”最後の審判Il Giudizio Universale”の描かれた大壁面の聖母マリアの頬を照らし、見る者を感動させるといわれています。72時間前までの予約が必須で、上記ホームページのオンラインブッキングが便利。入場当日は予約時間の1時間前までに市立博物館内のチケット売り場で入場券をうけとり、礼拝堂入口に予約時間の5分前までに並びましょう。


市立博物館(Museo Civico)
住所:Giardini dell'Arena
Tel:+39-049-8204550
開館:9:00-19:00(冬季は18:00まで)月曜休館
入場料:9ユーロ、”Padova Card”利用可。
1階は考古学博物館、コインなどの展示があるボッタチン博物館Museo Bottacin、2階は14-18世紀のヴェネチア派の絵画を集めた絵画館Pinacotecaとなっています。ティツィアーノTiziano,ジオットGiotto,ヴェロネーゼVeronese,ティントレットTintoretto等の著名な作品を鑑賞することができます。

パドヴァ大学(Universita` di Padova)
住所:Via VIII Febbraio,2
Tel:+39-049-8273047(ガイドツアー予約)
ガイドツアー見学時間:月・水・金15:00,16:00,17:00、火・木・土9:00,10:00,11:00
入場料:2.58ユーロ
1222年創立のこの大学の愛称は"Il Bo(牛)"。大学校舎が建てられる前にこの地に存在した旅館のマークが牛であったことに由来しています。ヨーロッパ中の優れた学者や学生が集まった校内に今でも残る、ガリレオ・ガリレイが教鞭をふるった教卓Cattedra di Galileo Galileiや世界最古の木造円形状解剖学教室Teatro Anatomicoを見るためには,天気のよい日にはガリレオが講義したという中庭にある、ガイドツアーの看板前に集合します。

 

レジョーネ宮(Palazzo della Regione)
住所:Via VIII Febbraio側に入口
Tel:+39-049-8205006
町の中心に位置し、野菜や果物の市で活気のあるエルベ広場やフルッタ広場と優雅な時計塔のあるシニョーリ広場に囲まれた、この大きな建物は、1218年に建てられたヴェネチア共和国時代の裁判所。残念ながら、現在、フレスコ画のあるサロン部分を修復中の為、内部は見学不可となっています。

サンタントニオ大聖堂(Basilica del SantoまたはBasilica di S. Antonio)
住所:Piazza del Santo
Tel:+39-049-8242811
開場:月−金6:30-19:00 土・日6:30−19:45
1231年にパドヴァ郊外で没した聖アントニオに捧げられたロマネスク・ゴシック様式の大聖堂。ドームの形になぜかエキゾチックな雰囲気を感じさせられます。堂内左側にある聖アントニオの聖遺物箱には、多くの捧げものや、手をあてて祈りを捧げる人が絶えません。
正面主祭壇にあるキリストのブロンズ像はドナテッDonatello作のもの。聖堂入口の広場にある像はヴェネチア共和国傭兵隊長のガッタメラータGattamelata(本名エラスモ・ディ・ナルディErasmo Di Nardi、1443年パドヴァ没)の騎馬像で、これもドナテッロの作品。


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その他の見所

サンタントニオ大聖堂付近にはプラート・デッラ・ヴァッレ(Prato della Valle)と呼ばれるヨーロッパ最大級の広場があります。
パドヴァに由縁のある人物の彫刻を円形状に配置された優雅な一角で、近くにはヨーロッパ最古の植物園Orto Botanicoもあります。
また、パドヴァ郊外に足をのばせば、温泉で有名なアバノ・テルメAbano Termeやモンテグロット・テルメMontegrotto Terme、中世の城壁が美しいエステEste、モンタニャーナMontagnana、チッタデッラCittadella、自然に囲まれたエウガネイの丘Colli Euganei、ペトラルカの家のあるArqua` Petrarcaなど、見所がいっぱい。ヴェネチア貴族が優雅に舟遊びを楽しんだ、リヴィエラ・ディ・ブレンタRiviera di Brentaでは今でも当時の船旅を楽しむツアーが数多く出ています。

グルメ・ショッピング
ヴェネト州はリゾットをよく食べる地域でもあり、グリーンピースのリゾットにガチョウの風味を加えたリージ・エ・ピージ・コン・ローカ・イン・オントRisi e bisi con l'oca in ontoはパドヴァの郷土料理。パドヴァ産DOCワインの"コッリ・エウガネイColli Euganei"も是非試してみましょう。パドヴァ大学近くにあるカフェ・ペドロッキは当サイトの”歴史のかおるカフェをたずねて”にも登場しており、第1次世界大戦前までは"Caffe` senza porta"(扉のないカフェ)と呼ばれ、24時間営業、ロマンス期のエリート自由主義者の談義が熱く 交わされていました。現在もパドヴァ知識人の社交場としてその優雅な雰囲気は変っておらず、ここでは立ち飲みより、ゆったりと腰掛けて熱いカフェの香りを楽しみたいところ。また、このあたりは一流プランドのブティックも多く、ショッピングに事欠かない地域。
パドヴァ大学構内には、大学のエンブレムが入ったセンスのよいネクタイやTシャツ、小物などのカレッジグッズを扱うショップ(月−金9:00-12:30/15:00-19:00、土9:00-12:30オープン)があり、のぞいてみる価値大!


パドヴァ データ

Dati di Padova


アクセス:
車・電車利用共にヴェネツィアから約30分、ミラノから約2時間半、ボローニャからは約1時間半で到着。車を利用する場合には高速道路Autostrada A4の場合、パドヴァ・オヴェストPadova Ovestかパドヴァ・エストPadova Est、またA13の場合はパドヴァ・スッドPadova Sudが出口。  。

観光インフォメーション

パドヴァ観光協会 - APT-Azienda di Promozione Turistica di Padova

Riviera Mugnai 8, 35137 Padova
Tel:Tel:+39-049-8767911 Fax:+39-049-650794
e-mail:info.pedrocchi@apt.padova.it
     HP:www.apt.padova.it


観光インフォーメーションセンター
Ufficio Informazioni Turistiche di Galleria Pedrocchi

Tel:Tel:+39-049-8767929 Fax:+39-049-8363316
e-mail:nfo.pedrocchi@apt.padova.it


Ufficio Informazioni Turistiche Atrio Stazione Ferroviaria-Padova (国鉄駅構内)
Tel:+39-049-8752077 Fax:+39-049-8755008
オープン: 11月−3月/9:20−17:45(月−土)、9:00−12:00(日)
 4月-10月/9:00-19:00(月−土)、8:30-12:30(日)
 1月1日、5月1日、12月25,26日休み

Ufficio Informazioni Turistiche
Piazza del Santo
Tel:+39-049-8753087
オープン:4月-10月


パドヴァ市役所広報局 Ufficio Relazioni con il Pubblico del Comune di Padova
Tel:+39-049-8205572
HP:www.percorsi.comune.padova.it/webcity/webcity.nsf


 
催し物情報

6月13日 聖アントニオ祭(パドヴァの守護聖人を祝う祝日)
6月-7月 パドヴァ・グルメ祭 Padova da gustare (郷土料理・物産品の展示・試食)
毎月第3日曜 アンティーク市 Prato della Valleにて展示(Info:+39-049-8205856)

*Padova Card

13ユーロ。1枚で大人1名と12歳未満の子供1名利用可。
スクロヴェンニ礼拝堂(予約分は除く)、市立博物館、レジョーネ宮(展示期を除く)、サンロッコ教会、サンミケーレ教会、カフェ・ペドロッキ(ピアノ・ノービレ)、ペトラルカの家(パドヴァ郊外アルクァ・ペトラルカArqua` Petrarca)への入場ができるパスで48時間(週末は金〜日)有効。市営交通機関利用無料。その他、ブレンタ運河観光船やパドヴァ 近郊の美術館、ヴィラ、教会、城等の割引有り。





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