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興味深い近代・現代建築物 I palazzi moderni e contemporanei interessanti
ピレッリ高層ビルGrattacielo Pirelli 建築家ジョ・ポンティをはじめ、ピエール・ルイジ・ネルヴィ、フォルナローリ、ロッセッリ、ヴァルトリーナ、そしてデッロルト等により設計された当ビルはイタリア合理主義の典型例であり、ミラノ市のシンボルの一つであり、1956年から1960年にかけて建設されました。ロンバルディア工業を代表するピレッリ社が、その最高の時期に本社建物として建設したものでピレッリ高層ビルという名前がつきました。同ビルは現在ではロンバルディア州政府本庁ビルとなっています。ピッレローネという愛称でも呼ばれている当ビルは高さが地上127メートルで建設当時はヨーロッパで最も高い高層ビルでした。 住所: Via Fabio Filzi, 20/24 交通アクセス:M2 M3 Centrale ヴェラスカの塔Torre Velasca 1950年代中頃に、ミラノの建築家集団BBPR (バンフィ、ベルジョイオーソ、ペレスッティ、ロジャース)により設計されたもので、この建物により近代主義の思想的・形態的な硬直性の神話を否定しようとしたものです。「きのこ」型の特長的な形態により、トッレ・ヴェラスカはスペインの統治者ユアン・デ・ヴェラスコの命により作られた17世紀風のヴェラスカ広場より名前をとったものです。 この建造物はミラノ中心地のパラッツォ、塔、クーポラ、鐘楼などの伝統的な建造物群と一体化しつつも、同時に、中世の大建造物や高い塔の姿などを呼び起こさせながら、ロンバルディアの伝統を取り戻そうとしました。 住所: Piazza Velasca, 5 交通アクセス:M3 Missori モンダドーリ出版社本社ビルPalazzo Mondadori 老舗の出版社モンダドーリ社本社ビル。オスカー・ニーマイヤーにより1968年に設計され1975年に完成しました。高い棟部分が正面の池の水面に映っている当ビルはブラジル生まれの大建築家ニーマイヤーの作品の一つです。3つの要素で構成されている建造物であり、オフィスや編集部が入っている大きな平行六面体部分は間隔の異なる列柱とアーチが取り囲んでおり、その周りにカーブの多い低層棟が2棟隣接しており、あたかも本体から液体が流出しているようにみえるつくりです。低層棟の一つにはレストラン、バール、ショップ、もう一つの低層棟には編集部、資料センター、オーディトリウムなどが入っています。広大の緑地の中に本ビルは記念碑的に孤立してそびえて立っています。 建物外側からのみ見学可能 住所: via Mondadori 1 20090 Segrate MI 交通アクセス:Autobus ATM (73) M1 San Babila, fermata San Felice. Passante ferroviario Trenitalia M2 Garibaldi, linea suburbana S5, fermata Segrate. イル・ソーレ24オーレ本社ビルSede de Il Sole 24 ore 2005年に出来上がった本建造物は省エネ構造の典型例とされています。かっての工場建物が全面的に修復・改造され、経済金融新聞「イル・ソーレ24オーレIl Sole 24 Ore」グループ本社ビルとなりました。新しい建物はレンツォ・ピアーノの設計であり、既存のセメント・フレームを残しつつ、新しい階を2階加えるためにスチール製のフレームを使いました。ガラスのファサードは軽やかさと透明感を与えており、建物の中心部につくられた小さな緑の丘をかいまみることができます。 建物外側からのみ見学可能 住所: via Monterosa 91 交通アクセス:M1 fermata Lotto Autobus 61 fermata Brasilia. ヴォーダフォンタワーTorre Vodafone ロレンテッジョ通りの第三次産業の新中心地にある建築家ローランド・ガンテスとロベルト・モリージの設計によるヴォーダフォンタワーは他のガラス張り高層ビルの中でも際立つ存在です。丸みを帯びたファサードは、大ステンドグラスとカッラーラの白大理石でつくられており、当建築物に軽さと透明感を与える要素を構成しています。エントランス側には庭園があり豊かな雰囲気をだしています。現在、ヴォーダフォン社の入っている当ビル内装は建築家ダンテ・O. ベニーニの監修によるものです。 建物外側からのみ見学可能 住所: strada Mercato 交通アクセス:Autobus ATM n. 50. 旧株式取引所 メッザノッテ宮 Palazzo della Borsa - Palazzo Mezzanotte 1929年―31年に設立され、華麗な大階段と巨大な柱を持ち、アッファーリ広場に面しています。館内部には 株売買ホール(「叫びの間」がありましたが、ステューディオBBPRによるリフォームを経て現在はミーティングやコングレスとして使われています。地下には、起源1世紀の古代ローマ劇場の遺跡でバルバロッサにより崩壊された(1162年)ものの一部を見ることが可能です。 住所: Piazza Affari 交通アクセス:M1 Cordusio ※写真上 左から ピレッリ高層ビル、ヴェラスカの塔、 旧株式取引所メッザノッテ宮 ※写真下 左から サン・ロレンツォ・マッジョーレ聖堂、サン・マルコ教会、サン・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会
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