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オスティア・アンティーカへの旅
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オスティア・アンティーカ Ostia Antica
オスティア・アンティーカ(古代オスティア)Ostia Anticaの起源は、紀元前7世紀中庸に生きたローマの第四代王アンクス・マルティウスがテヴェレ川河口(ラテン語で「Ostium」は河口の意味)にローマ最初の港を建設したことに始まるといわれています。ローマへの河川からの出入りを統括するための城塞都市として誕生したオスティアはその後の5世紀の間に堂々たる都市規模に達しました。
しかし、まもなくオスティア港はテヴェレ川からの砂で埋ってしまい港湾機能を果たせなくなったため、クラウディオ帝(紀元1世紀中頃)の時代にオスティアの北に新港が建設されました。しかしながら、オスティアが最盛期を迎えるのはトラヤヌス帝がクラオディオ帝の港のそば、現在のフィウミチーノ空港付近に新たな港を建設した時代です。 実際、オスティアは新港を運営する行政・商業機能の中核となったのです。 オスティアは当初はローマと同様に、その後はローマ以上に「コスモポリタン」的性格を持つ都市でした。 オスティアには、人種や文化の異なる人々が共存し、言語や宗教の異なる住民が、職業別に同業組合を形成して居住していたのです。

紀元1世紀から3世紀にいたる繁栄の時代の後、帝政後期には危機そして後退の段階が続きます。ローマの歴史と密接に結びついたオスティアは、紀元4世紀から5世紀の間にだんだんと衰退し9世紀には完全に見捨てられた都市と化します。

発掘  Scavi
最初の科学的目的での発掘作業は教皇ピオ7世の命により1800年代に始まり、その後教皇ピオ9世によっても続けられ、そして1909年以降、継続的かつ科学的手法による発掘作業が進められるようになりました。今日でもまだ発掘作業は行われていますが、大半の発掘はすでに終了しています。現在では、オスティア・アンティーカのオリジナルの居住地域の約3分の2に当たる約34ヘクタールにおよぶ古代遺跡を見学することができます。おそらく、オスティアは古代ローマ時代の都市で現在まで姿を残している都市としてはポンペイにつぐ優れた典型といえましょう。

見学コース
オスティアを囲んでいた最初の城壁は、紀元前1世紀に塔やローマ門、マリーナ門、ラウレンティーナ門など3つの通行門持つ新しい城壁により、代替されました。メインストリートであるデクマーノ・マッシモDecumano Massimoは、幅9メートル、長さが2キロにも及ぶ通りです。現在でも、ビジターは古くからの堂々たる大きな敷石の石畳の主軸道路をたどることができます。実際、大通り沿いに古代オスティアの重要な建物・遺跡は存在しているため見学コースの大半はこの大通りにそっています。

オスティネーセ通りVia Ostineseの最後の区間のあと、入り口であるローマ門Porta Romanaをくぐると、ここを起点にデクマーノ・マッシモ通りが走っています。この通りを進むと、右にはレンガのポルティコによりほぼ隠れた形でネプトウヌス(海の神)の浴場terme di Nettunoがあります。これはハドリヌアス帝によるものでオスティアの公共浴場の一つでした。同じく ハドリアヌス帝時代の消防士の宿舎caserma dei Vigliliには4百名の分遺隊が駐留していました。

同じくデクマーノ通り右側には劇場Teatroがあります。これはローマの将軍アグリッパにより建立され、196年にレンガ建て建造物となりました。現在の姿は近代における復元修復の結果です。2世紀末にコモドウス帝はすでに3千席あった劇場席を4千席にまで拡充させるために建て直しを命じました。演目の幕間に観客が利用できるように通路からもオーケストラ側からも同業組合広場Piazzale delle Corporazioniに隣接しているというネットワーク型で比類のない建築物です。
この広場の名前は職業組合の名前から由来しており、ポルティコにモザイクが描かれています。一方、今でもポルティコ付近で見ることのできる床面の白黒のモザイクはローマ帝国のあらゆる都市の同業組合や商業組合を表現したものです。

デクマーノ大通りから分かれるモリーニ通りVia dei Molini に入ると右側にオスティア最大の商業施設であった大穀物貯蔵庫Grandi Horreaがあります。レンガ建てのこの建造物はコモドウス帝の時代のものです。左に分かれるディアーナの家通りVia della Casa di Dianaは、ディアーナの家から名前のついた通りですが、噴水の中庭にあるテッラコッタゆえにこう呼ばれています。 左側の一番奥の建物には居酒屋Thermopoliumが入っています。これは3世紀のオステリアであり、酒屋のカウンターや食べ物や飲み物のフレスコ画があります。このそばの大きな絵のある共同住宅Insula dei Dipintino
中には3つの独立住宅が入っています。ジュピターとガニメデの家にはアントニウス帝時代のフレスコ画が保存されてあり、庭には12ケ月の美しいモザイク(4世紀)があります。

デクマーノ通りとカルド・マッシモ通りの交差する所に、ポルティコのある公共広場フォロForoがあります。現存する建物はハドリアヌス帝時代のもので、この時代に公共広場とテヴェレ川の間の地域を大きく変容させた都市改造が行われました。公共広場のそばにオスティア最大の神殿でこれもハドリアヌス帝の時代のカピトリウムCapitoliumがあります。そして広場の端にはティベリウス帝時代のローマとアウグスツス帝を祭る神殿があります。

デクマーノ通りをさらに進むと左側に円形神殿Tempio Rotondoがあります。これは皇帝たちの信仰の場所であり、10本の円柱のある神殿入り口、彫像を置く7つの凹みのある小室があります。道の反対側はララリオ共同住宅Caseggiato di Lararioで、中には様々な商店からなる小さな市場が入っていました。フォーチェ通りVia della Foceを進むと紀元3世紀から利用されていた共和制時代の神聖地域に入り、ヘラクラスの神殿Tempio di Ercole (紀元前2世紀末)がそびえています。右側にはキューピッドとプシケの家La domus di Amore e Psicheがあり、これは美しく彩色された富裕な住宅の代表例で(4世紀)、現在、博物館に所蔵されている彫刻からこの名前がつけられています。

オスティア遺跡博物館 Museo degli Scavi
オスティアの考古学遺跡内にある遺跡博物館。帝政時代の様々な石棺や彫刻類をはじめ考古学的に非常に重要な価値を持つ出土品が収蔵されています。特に、上記したキューピッドとプシケの家から出土された同名の光り輝く彫刻は必見の作品です。

オスティアアンティーカ遺跡 Scavi Ostia Antica
開館時間

11月、12月、1月、2月
8.30 - 16.00 / 8.30 am - 4.00 pm.  閉演時間 17.00
3月
8.30 - 17.00 / 8.30 am - 5.00 pm. 閉演時間18.00
夏時間(3月最終日曜から10月最終日曜まで)開始後
8.30 - 18.00 / 8.30 am - 6.00 pm. 閉演時間19.00
夏時間終了後から11月1日まで
8.30 - 17.00 / 8.30 am - 5.00 pm. 閉演時間18.00
月曜休日、12月25日、1月1日 休日

入園料 4ユーロ(博物館入館料を含む)
中にコーヒショップおよびブックショップあり

問い合わせ先
Scavi di Ostia - Viale dei Romagnoli, 717 - 00119 Ostia Antica - Roma
Viale dei Romagnoli 717  
Tel. e Fax: 06.56352830  info@ostiantica.info
Sito internet: http://www.ostiantica.info




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

オスティア・アンティカへの旅
インフォーメション

交通アクセス
●列車:ローマ中央駅から地下鉄B線でPiramide 駅に行き、隣接するポルタ・サン・パオロ駅Stazione Porta San Paolo駅からオスティア・リドinea Roma-Ostia Lido線に乗り換えOstia Antica駅で下車。1時間に2本程度発車。片道所用時間約30分程度。
●同駅下車後、駅前の陸橋をわたり、さらに直進するとオスティ・アンティカ遺跡の入り口に着く。徒歩3−4分。
●ローマ市内の公共交通機関市内用切符(1ユーロ)でローマ市内からOstia Antica駅まで行くことできる。


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