モデナの歴史は古代ローマ時代に遡る。紀元前183年にローマの植民都市としてMutinaがエミリア街道に沿って建設されそれがモデナの起源といわれる。モデナは1288年にはエステ家の支配下に入り、その後エステ家への反乱、エステ家の返り咲きなどが繰り返され、1598年にエステ家がフェッラーラを喪失してからは、その後2世紀半の間モデナはエステ家の都であった。
モデナはセッキア川Secchiaとパナロ川Panaro川との間に広がる肥沃な平野に位置し、エミリア街道とブレンナー峠へ行く道路とが交差する交通の要衝の地となっている為にエミリア・ロマーナの州の中でも重要な地位を占めている。19世紀にモデナをボローニャの近くから眺めたフランスの作家スタンダールは「果てしなく続く地平線、西に聳えるモデナの塔だけがそれを遮る。」と述べたが、現在は牧歌的な印象よりもフェラーリ、マセラッティなどの高級車、鉄道建設、靴などの工業、またバルサミコ酢、発泡性ワインランブルスコ、ザンポーネなどの産地として名高い。市内にはバルサミコを使った料理で評判のレストランやミシュランの1ツ星レストランが3つもある美食の街である。また、この街で1935年に20世紀を代表するソプラノ歌手ミレッラ・フレーニと3大テノールのひとりルチアーノ・パバロッティが生れている。
●テアトロ・コムナーレ・ディ・モデナ Teatro Comunale di Modena
モデナには19世紀以前にも豪華で美しい劇場が存在していたが、古くなったので当時のモデナのポデスタ、イッポリート・リヴィッツァーニIppolito
Livizzaniの召集により新しい劇場の建設が1838年に計画され、建築家のフランチェスコ・ヴァンデッリFrancesco Vandelliによって建設が始まり、当初の予定より少し遅れて1841年10月2日に開場した。この時上演されたのは当時宮廷の指揮者だったアレッサンドロ・ガンディーニAlessandro
Gandiniの「カノッサ城のボルゴーニャBorgogna al Castello Canossa」だった。劇場の正面を担当したのが前述のヴァンデッリ、その他モデナの彫刻家ルイジ・リーギLuigi Righiが浮き彫りを製作し、画家のカミッロ・クレスポラーニCamillo Crespolani、ルイジ・マンツィーニLuigi
Manziniなどが建設に携った。前に出ているパルコの部分はヴェルディ、ベッリー二、ドニゼッティ、ロッシーニなどの浮き彫りで飾られ、中央にある円形の装飾には、ダンテ、タッソ、アリオスト、ペトラルカなど偉大な詩人が見られる。美しい緞帳はアデオダート・マラテスタAdeodato
Malatestaの「IL Parnaso」が描かれている。

ヴェルディの2番目の妻になったジュゼッピーナ・ストレッポーニは、1846年ここで「ナブッコ」のアヴィガエーレを歌い引退している。また、ミレッラ・フレーニとルチアーノ・パバロッティが1969年に「ラ・ボエーム」で共演している。その時指揮していたのはレオーネ・マジェーラで、彼はフレーニの元の夫だった。最近はボローニャや近くのエミリア・ロマーニャの劇場と持ち回りで公演がある。
今年度から来年にかけてのプログラムが発表されたので、紹介します。2月にモデナ出身のミレッラ・フレーニのデビュー50周年記念コンサートがあるが、衰えを知らぬフレーニの美しい声はフレーニファンには見逃せない。
★マッテオ・ダ・ミーコMatteo D'Amico作曲「Lavinia Fuggita」2004/12/12,13,14
★ミケーレ・ペルトゥージMichele Pertusi、デビュー20周年コンサート 2004/12/13
★リヒヤルト・シュトラウスRichiard Strauss作曲「ナクソス島のアリアドネAriadne auf Naxos」
2005/1/21,23
★ミレッラ・フレーニデビューMirella Freni 50周年コンサート 2/3
★ベンジャミン・ブリトゥンBenjamin Britten作曲「ピーターグライムスPeter Grimes」2/25,27
★クルト・ヴアイルKurt Weill作曲「三文オペラL'Opera da tre soldi」3/2,3,4,5,6
★アミルカーレ・ポンキエッリAmilcare Ponchielli作曲「ラ・ジョコンダLa Gioconda」3/19,20
★ジュゼッペ・ヴェルディGiuseppe Verdi作曲「イル・トロヴァトーレIl Trovatore」4/22,24
★L'Acqua e Il fuoco (L'amore tra Eleonra Duse e Gabriele D'Annunzio)
5/30
Francesco Tosti,Franz Schubert,Ludwig van Beethoven,Claude Dobussy
♪♪チケットオフィス Biglietteria♪♪
Fondazione Teatro Comunale di Modena
Via del Teatro 8 41100 Modena
Tel:059 200020 Fax:059 200021
E-mail:info@teatrocomunalemodena.it
http://www.teatrocomunalemodena.it/teatro.
●司教座大聖堂 Cattedrale
この街の守護聖人聖ジミニャーノに奉納された、街で最も有名な建築で、ロマネスク様式で造られた最大傑作のひとつ。ロンバルディアの建築家
ランフランコLanfrancoが彫刻家ヴィリジェルモWiligelmoの協力を得て、1009年に着工し、カンピオーネの建築家の手により13世紀に完成した。
白大理石の鐘楼は高さが88メートルある。その風見の青銅製の花飾り(ギルランダ)の故にギルランディーナと呼ばれ、1310年に完成した。
内部は素晴らしい彫刻で飾られ、聖書の物語の浮き彫りなどがあり、ユネスコの世界遺産に登録されている貴重な建造物である。
●グランデ広場 Piazza Grande
大聖堂の右側に広がる広場、大聖堂や中央に時計台のある17世紀の建物などに囲まれ、市庁舎があり、カフェや市のサービス機関などがある。広い空間ではエベントが行われる。
●エステ家美術館 Galleria Estense
18世紀に建てられたエステ家の総合博物館Palazzo dei Museiの中にあるエステ家の誇る絵画のコレクションを収めていて、エミリア・ロマーニャでは有数の美術コレクションがある。絵画はルネッサンス前期から始まり、フェッラーラの巨匠コズメ・トゥーラの「聖アントニウス」、バルトロメオ・デッリ・ボナーシアの「ピエタ」、コレッジョの「聖母子」、ヴェラスケスの「エステ家のフランチェスコ1世」エル・グレコの「三幅対祭壇画」、グエルチーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、グイド・レーニなどの作品があり、エステ家が集めた膨大なメダルのコレクションの一部を展示している。
●エステ家図書館 Biblioteca Estense
上記の総合博物館と同じ建物にあるエステ家の図書館で、イタリア有数の蔵書がある。イタリア国内だけでなく、外国の装飾写本など貴重な本のコレクションがある。その中にタッデオ・クリベッリTaddeo
Crivelliとその他の作家たちが細密画を描いた15世紀のエステ家のボルソの聖書Bibbia di Borsod'Esteなど貴重な本が見られる。また14世紀から16世紀のフランス、ヴェネツィアなどで作られた貴重な装丁の本、木版画、銅版画などが展示されている。
●ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale
ローマ広場に面して建っている往年のエステ家の宮殿で、1630年以降に建設された。それ以前には1288年に建設され、1336年に完成した城が建っていた。迎賓用の美しい中庭や上階には半円状のアーチを支える回廊がある。
●サン・ピエトロ教会 S.Pietro
サン・ピエトロ通りにある1476年から1518年に建設されたルネッサンス様式の教会。
角柱が並んでいる5廊式の内部は優れた絵画が飾られている。内陣の左壁にジロラモ・ロマニーノ、左第3祭壇にフランチェスコ・フェッラーリの作品などがある。
★カフェオロロージョ Orologio
グランデ広場の入口にあるカフェ・オロロージョは1859年に創業された古い趣のあるカフェだ。2階は現代的な内装で面白くないが1階は細長いつくりで、沢山のパニーノ、ケーキなどが並んでいて、どれも美味しそうで味わいたくなる。この店の主人がパバロッティと友達で、スペシャルドリンク、パバロッティ・マルティーニがあり、これはクレーマ・ディ・バルサミコとウォッカを混ぜて作る飲み物でパバロッティの好物の飲み物だという。長い歴史のあるこのカフェには指揮者のカンテルリ、ピアニストのミケランジェリ、名歌手のマリア・カラス、レナータ・テバルディ、ミレッラ・フレーニ、フランコ・コレッリ、ノーベル賞を受賞したダリオ・フォーなどの人たちが訪れている。
住所:Piazzetta delle Ova 4 41100 Modena
Tel:3389256608
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私は数年前にフランスのミシュランの3ツ星レストラン23軒とイタリアの3軒をひと月半かかって食べ歩いた経験がある。そこに行くまで は、3ツ星レストランと言えば、最高の美味しい料理と最高のサービスが受けられると信じていた。しかしそれが如何に間違いであったかが思い知らされた。日本ではテレビもマスコミもミシュランの3ツ星と聞いただけで神様のように崇め奉る。有名なグルメジャーナリストも自分の利害が絡むので、決して真実はいわない。私はこれを小説仕立てにして、本当の事を書いたつもりです。現在インターネットで公開中です。長いので読むのに骨が折れるかもしれませんが、是非時間のある方は読んでいただきたくお願いします。
http://www.geocities.jp/joschuajp
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