ヴェローナはいつも夏の音楽祭で少し触れるだけだが、魅力に溢れる街である。そのヴェローナは夏の野外オペラだけでなく、冬もテアトロ・フィルハーモニコでオペラの上演が行われている。
ヴェローナの歴史はゴート族の王テオドリックがヴェローナを大変気に入り、サン・ピエトロの丘Colle di San Pietroに城を建てた。ここから見える景色はとても美しく
蛇行するアディジェ川、それに架かるピエトロ橋、中世の街並みなど素晴らしいパノラマが楽しめる。樹木の茂る涼しい丘から街を見ていると、ヴェローナを訪れた、ダンテ、モーツァルト、ゲーテ、ワーグナーなどの面影が目に浮かんでくる。毎年春にはイタリア最大のワイン見本市(Vinitaly)が開催され、周辺ではアマローネAmarone、ソアーべSoaveなどの有名ワインを産出する。
テアトロ・フィラーモニコ Teatro Filarmonico
18世紀のヴェローナではオペラは、カーニバルや秋のシーズンに上演されていたが、当時は、まだ充分ではなく、本格的な劇場の創設を望む声が上がった。ヴェローナには1543年に創設された音楽サークルアッカデミア・フィラーモニカAccademia Filarmonicaがあり、このサークルの人たちが中心になり、メンバーの有力な一員だったマッフェイMaffeiにより1716年オペラ劇場の建設が始まった。設計を担当したのは各地でオペラ劇場の建設を手がけたフランチェスコ・ガッリFrancesco Galli(通称ビビエナBibiena)で、実際の建設はヴェローナの技師ルドヴィコ・ペリー二Ludovico Periniが13年かかって完成し、1732年1月16日にヴィヴァルディVivaldiのオペラ「忠実なニンフLa Fida Ninfa」で開場した。1749年には火事になり、消失したが1754年に再建されハッセHasseの「インドのアレクサンドロスAlessandro nell’India」で再開した。1770年にはこのテアトロの小さなホールでモーツァルトMozartが初見で「チェンバロ協奏曲」を弾いた。記録によれば当時37キロ離れたマントヴァの地方新聞にも天才ぶりを書かれるほど周囲を驚かせたという。この劇場では秋から4月頃までオペラの上演が行われる。私も1996年に一度この劇場で、ドニゼッティの「愛の妙薬」を見た。演奏の印象はあまりないが、劇場はロココ芸術の粋を集めた内装が優雅で、ため息が出るようだった。冬と夏のシーズンプログラムを紹介します。
テアトロ・フィルハーモニカ日程表
ヴォルフ・フェラーリ作「せんさく好きな女達」 Le Donne Curiose 2003/11/21、23,25,27,29
バレエ Gala Alma Latina 12/11,12,13,14,16,17
ノルマNorma 2004/01/22,25,28,31,2/03
トスカ Tosca 2/20,22,24,26,28
バレエ 白鳥の湖 3/11,12,13,14,16,17
コジ・ファン・トゥッテ Cosi fan Tutte 4/16,18,20,22,24
アレーナ日程表2004年
アイーダAida 6/20,27,7/4,9,13,18,22,25,28,8/1,5,8,15,22,26,29,31
マダムバタフライ Madam Butterfly 6/19,25,7/3,10,14,17,21,29
イル・トロヴァトーレ Il Trovatore 6/26,7/2,16,24,31,8/7,13,19
ラ・トラヴィアタ La Traviata 7/11,15,20,23,30,8/6,12,17,20,24,27
リゴレットRigoletto 8/14,18,21,25,28
ドミンゴコンサート 8/4
★インフォメーション
Fondazione Arena
Piazza Bra 28 37100 Verona
Tel:045 8005151 Fax:0458011566
HP:www.arena.it