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小都市をたずねる旅 - ヴェネト見聞録バックナンバー
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15 Aprile 2003 第二回 愛の巡礼地 ヴェローナ ヴェネト州−ヴェローナ Veneto−Verona 三浦 和美 |
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オレンジ色の屋根瓦の町並みをアディジェ川が優しく包みこむように流れ、ローマ時代の遺跡と中世の城や館が散りばめられた美しい古都。ヴェローナはいわずと知れた名作「ロミオとジュリエット」(イタリア語ではロメオとジュリエッタ)の舞台。シェークスピアの原作を読まれた方にも、レオナルド・ディ・カプリオの現代版ロミオにはまった方にも訪れていただきたい愛の巡礼地です。 ☆ 町のみどころ ローマのコロッセオをレンガ色に染めたような円形劇場、アレーナArenaはヴェローナの“顔”。町の出発点、ブラ広場Piazza Bra正面にどーんと登場します。円形といいつつ、実は74mと44mの直径をもつ楕円形で、かつての闘技場は、夏のオペラはもちろん、スティングやエルトン・ジョンといったロックの野外コンサートなどにも大活躍。アレーナ左横から町のおへそ、エルバ広場Piazza Erbaまで続くマッツィーニ通りVia Mazziniは、さしずめ“ヴェローナ銀座”。一流ブランドのブティックが連なるショッピング・ストリートです。エルバ広場はローマ時代の公共広場Foroの跡で、野菜市場やお土産屋さんが立ち並び活気があふれるなかにも、フレスコ画が施された品のよい建物Palazziで囲まれた愛らしい一角。一時ヴェローナに滞在していたダンテの彫像が考え深げに立っているシニョーリ広場Piazza dei Signoriはエルバ広場の裏手にあたり、ここは一転して静けさのあふれる空間。階段の美しいラジョーネ宮殿Palazzo della Ragione、スカラ家やヴェネツィア共和国統治時代からの行政機関などが集まっていますが、目を引くのは、ランベルティの塔Torre dei Lamberti(84m)。てっぺんから望むヴェローナの町並みは絶景なので、是非、エレベーターで(体育系・節約派の方は徒歩で)上ってみて下さい。 写真説明
上:アレーナArena 左下:沈黙の空間が心地よいシニョーリ広場とダンテ像 右下:テアトロ・ロマーノから望むアディジェ川の優しい風景
ヴェローナで賢いなあと思うのが、教会。普通、教会といえば、写真・ビデオ撮影などを一切禁じているものですが、ヴェローナの見所である5つの教会、サン・ゼーノ教会Basilica di S.Zeno、サン・ロレンツォ教会Chiesa di S.Lorenzo、ドゥオーモDuomo、サンタナスターシア教会Chiesa di S.Anastasia、サン・フェルモ教会Chiesa di S.Fermoでは、美術遺産保護の基金を共通入場券(5箇所で5ユーロ)で稼ごうということで(?)、観光客の撮影OK。被写体としておすすめは、サン・ゼーノ教会の回廊が美しい中庭、そしてサンタナスターシア教会の2つのせむし男Gobbo。聖水盤の重みを背中で耐えるさえない表情が、なぜか今の世代の私達とだぶって見えてきます。ちなみに祭壇奥左手のドアの向こうには、忽然とローマ時代の遺跡Scaviが広がっていて、いきなりタイムスリップしたような不思議な感覚に襲われます。サンタナスターシア教会からピエトラ橋Ponte della Pietraを渡ると、ヴェローナの町を一望する古代ローマの劇場跡、テアトロ・ロマーノTeatro Romanoと考古学博物館Museo Archeologicoのエリア。古代劇場の階段からアディジェ川を眺めていると、いつしかローマのテヴェレ川の風景とオーバーラップしてしまい、ここが北イタリアなのだということを忘れてしまいます。カステルヴェッキオCastelvecchioは、スカラ家が要塞兼居城としてたてた中世のお城で、ブラ広場からローマ通りVia Romaを西に約200m。お城の内部は現在、美術館となっていて、ヴェネツィア派、ヴェローナ派の絵画・彫刻ファンの方は必見です。
☆“ロミ・ジュリ”巡礼記 写真説明
左下: バルコニーに上ればジュリエットの気分 右下:ジュリエットが眠ったとされる石棺、中身は今いずこ?
☆ 私のおすすめ
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