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小都市をたずねる旅 - ヴェネト見聞録バックナンバー
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17 Febbraio 2003 第1回 恋の町、チェスの町 マロスティカ ヴェネト州 ‐ マロスティカ (ヴィチェンツァ県) Veneto - Marostica (VI) 三浦 和美 |
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遠い昔にヴェネチアから届いた一枚の絵葉書。それがヴェネトとの最初の出会いでした。ヴェネチアに住んでいたペンフレンドからの絵葉書は長い年月が流れた今、もはや手元にはなく、アドリア海に威風堂々とそびえるサンマルコ広場の情景がいつまでも心に焼きついているだけです。便りをくれた男の子は、私がいつかこのヴェネトの地に移り住むなど夢にも思わなかったに違いありません。ヴェネチアやヴェローナなどロマンチックな都市が世界中の人々を魅了してきたヴェネト州。知らなきゃ損するスポットがまだまだたくさんのヴェネトの魅力を連載でお伝えしていきたいと思います。初回は恋の町、そしてチェスの町である、ヴィチェンツァ県マロスティカのお話です。 ★ 恋の勝者を決めたチェス試合 時は1454年。当時のマロスティカはヴェネチア共和国の配下にあり、マロスティカの城主タッデオ・パリシオ Taddeo Parisio には、リオノーラ Lionora という美しい娘がありました。このリオノーラに心を奪われた二人の若い騎士、リナルド・ダンガラーノ Rinaldo D'Angarano とヴィエリ・ダ・ヴァッロナーラ Vieri da Vallonara は彼女への愛をめぐって決闘をする運命になりますが、尊い家臣が血を流すことを悩んだ城主タッデオは、チェスの試合で二人を闘わせ、試合の勝者に娘を嫁がせることを決めます。実際の人間や馬を駒にしたこの壮大な試合には、町の祭りの日が選ばれました。リオノーラは実は、二人の騎士のうちの一人を密かに愛していました。"想いをはせるあの方が勝ったら、城に白い光を放って私に知らせておくれ。"と、従者に言い伝え、胸をときめかせていたそうです。そのうえ、試合の敗者はリオノーラの妹、オルドラーダ Oldrada と結婚することになっていましたから、彼女の心中はかなり複雑だったに違いありません。愛する人が妹と結ばれてしまうかもしれないのですから・・・。今の世なら家庭内不倫に発展しそうな話です!気になって文献をひも解くと…彼女が恋焦がれていたのはヴィエリ。そして気になる勝者は…ヴィエリ!きっと城の夜空にいくつもの純白の花火が打ち上げられたことでしょう。なんとなく、このお城、恋愛成就の守り主みたいです。 写真説明
左下:カステッロ・インフェリオーレをバックに行 われる人間チェス試合 右下:時代絵巻の主人公達、ラインナップ 写真提供:ヴィチェンツァ観光局写真提供 Con la collaborazione di Vicenza è
★ 町のみどころ 写真説明
左下: ヴェネツィア共和国のシンボル、翼のはえたライ オンがここにも! 右下:チェスボードの他に中世の武具の複製もオンパレード
★ マロスティカのおすすめ! |
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| マロスティカデータ Dati di Marostica
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