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小都市をたずねる旅 - 中部イタリア 丘の上の町 バックナンバー
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9 Gennaio 2002 新たに発展していく町 パレルモとその近郊 Palermo (その2) シチリア島 - パレルモ Sicilia - Palermo 小森谷 慶子 |
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パレルモの町を何度訪れても飽きないのは、昼の観光場所が無尽蔵であることに加え、近郊の見どころや夜の楽しみがあるからです。 ●夜の楽しみ。大きなホテルには、オペラやコンサート、人形劇のポスターが貼ってありますし、ガイド冊子un Ospite a Palermoをもらえる場合もあります。前もって切符を手配するなら、Faxかインターネットで直接劇場に申し込んでください。マッシモ劇場Teatro Massimoは火災にあってから長い間閉鎖されていましたが、1999年から再オープンし、精力的に高レベルのプログラムを組んでいます。今年(2002年)は1月末にホフマン物語、3月半ばにドン・ジョヴァンニ、10月末にマダム・バタフライ、12月にイル・トロヴァトーレなどが予定されています。名物の人形劇Pupiは、クティッキオCuticchio劇場(時々上演)とアルジェントArgento劇場(ほぼ連日上演)があります。物語は、通常 シャルルマーニュと十二騎士(オルランドとリナルドら)、それに東洋の姫アンジェリカがからみ、魔法使いマラジジ、怪物、サラセン人などが登場して乱闘となります。迫力満点で、決して子供だましではありません。人形の動きも見事です。舞台が小さいので、開演時間よりも早めに到着して前方の座席を確保しましょう。 写真説明
上:チェファルー、カテドラル前広場の夜景 Piazza del Duomo, Cefalu' 左下:ティレニア海の漁師夫婦 右下:迫力満点、伝統の人形劇プーピ Pupi Siciliani (写真提供 小森谷賢二氏)
●近郊の見どころ。まずお勧めしたいのは、金地モザイクの内壁をもつモンレアーレの大聖堂Il Duomo di Monrealeと、それに隣接する修道院のアラブ・ノルマン風回廊Chiostro。王宮前からバスで30分ほどです。ノルマン時代の歴史に興味があるなら、旧市街の西方にジーサZisaやクーバCubaというノルマン君主の営んだアラブ風離宮跡も公開されています。グロテスクなものを見たい人は、カプチン僧のカタコンベCatacombe dei Cappucciniという、衣装をつけた骸骨がずらりと並んだ地下墓所を訪れたらどうでしょう。ゲーテのファンなら、彼が紀行に記した市北のペッレグリーノ山Monte Pellegrinoにあるサンタ・ロザリアの洞窟場所Santuario di S. Rosaliaへ。パレルモの守護聖女の遺骨が見つかった聖所です。天気の良い日は車窓からパレルモ湾の絶景を楽しんでください。尚、その山の北側にあるモンデッロMondelloというリゾートタウンには、老舗の高級レストラン、チャールストンCharlestonの他、いくつか旨い魚介を食べさせる店があります。 もう少し足を伸ばすなら、電車で1時間の所にチェファルーCefalu'というのどかな漁村があります。とはいえ、ノルマン王の建てた見事なビザンツ・モザイクをもつカテドラルCatedraleがそびえ、有名な「マグロ売りの壷cratere di Lipari con un venditore di tonno」と、アントネッロ・ダ・メッシーナAntonello da Messinaの「ある男の肖像Ritratto di ignoto」のあるマンドラリスカ博物館Museo Mandraliscaや、湧き水のきれいな中世の洗濯場lavatoio medievaleがあります。天気がよければ、巨石づくりの神殿跡cosidetto Tempio di Dianaがある山の上まで登ってみてください。夜の町もきれいだし、魚介も美味なので、パレルモのホテルにトランクを預けて、この町で一泊しても良いでしょう。なお、映画「ニューシネマパラダイス」の海辺のシーンはここで撮影されたものです。また、チェファルーに行く途中、パレルモから電車で15分の所のバゲリーアBagheriaもお勧めです。18世紀に貴族の別荘地として発達した小さな町で、ほとんどの別荘にはまだその末裔がひっそりと暮らしています。ゲーテが紀行に長々と記した怪物屋敷、パラゴニア荘Vialla Palagonia(見学可)はここにあります。その他、パレルモ県下の小さな町や、島内の各都市にバスで行くには、中央駅に向かって右手がターミナルです。ここにある大繁盛のバールには、甘いリコッタクリームの揚げパンなど、自家製の美味しいパンやスナック類が並んでいますよ。 ●最後に最新情報!パレルモの若者や文化人の間で最も旬とされている場所を紹介しましょう。まずはフォロ・イタリコForo Italico。18世紀にパレルモ市民の海岸沿いの遊歩道として開発され、毎夕貴族が右往左往しに集まった所です。20世紀には大戦の被害を受け、さびれていましたが、昨年修復が終わり、再び最新のスポットとして注目されています。ここには、必ずしも観光客向けではありませんが、地元のスノッブでファッショナブルな若者の夜のたまり場となっている店がいくつかあります。エノテーカ・レストランのクルサール・カレサKursaal Kalhesaはほとんど毎晩予約が必要なくらいの人気。その下の書店バールは友達とのんびり過ごすのに最適です。その南方にあるカルサ広場西側の路地裏には、ロ・スパジモLo Spasimoという、中世の教会跡を修復して設けられた文化スペースがあり、ジャズコンサートや文化的集会、写真展などが行なわれています。その他、多くの古い建物が近年修復され、興味深いアートの展示会場となりました。新しいホテルも次々にオープンし、パレルモはシチリア一の都市として、新しい情報を発信し続けるミラノやローマのような町に変わりつつあるのです。 追伸!パレルモ市内で無料自転車サービスが始まりました。上述のクルサール・カレサ、あるいはプリンチペ・ベルモンテ通りなど数箇所に設けられています。パスポートとクレジットカード提示で借りられますので、是非ご活用を! |
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| パレルモデータ Dati di Palermo
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