JAPAN-ITALY Travel On-Line

新谷智子の スタジアムへ行こう
andiamo allo stadio  
レンツへ行こう
  
レッジョへ行こう !
 
 
  photo3
街の紹介・アクセス
<メッシーナ>チーム紹介 
試合を見るには 
練習をみるには
おすすめスポット
試合スケジュール
街の紹介・アクセス
<フィオレンティーナ>チーム紹介 
試合を見るには 
練習をみるには
おすすめスポット
試合スケジュール    
街の紹介・アクセス
<レッジーナ>チーム紹介 
試合を見るには 
練習をみるには
おすすめスポット
試合スケジュール 


  エッセイ  ”フオーリ・ジョーコ”  FUORI GIOCO
15 gennaio 2005 
その14 サッカーとお天気 
新谷 智子

1月・2月の試合スケジュール                        




霧の中の試合はこんな感じ・・・

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。(遅ればせながら・・・)
私は、去年に引き続き今年も日本で年末年始を過ごしました。ただ、今回は本当に短い滞在で、まさに帰省ラッシュの時期。昔大阪で一人暮らしをしていた頃を思い出しました。
そして感じたことは、日本は寒い・・・たまたま今年一番の寒い時期にあたったのかもしれませんが、日本に到着した29日は東京でけっこう雪が降っていました。ちょうど帰省ラッシュの始まる日、東京→広島の飛行機は軒並み満席。新幹線なら東京駅始発なのでなんとかなるかと思い、少しだけ並んで自由席(もちろん指定席は満席!)で帰ることにしました。始発の新幹線を並んで待つのも何年ぶりだったでしょうか・・・ そのかわり、ミラノ→東京の飛行機はガラガラで、1人で3席を占領できましたが。
そして大晦日、広島も雪化粧。今年の初雪(広島では)でしたねぇ。

そしてここからが本題です。イタリアでもこの時期、天気は問題。予想していなかった悪天候によって色々な影響がでます。特に交通機関に及ぼす影響が大きく、空路、陸路ともに交通網がマヒすることがよくあります。こちらの霧は濃くて、ほんとうに何も見えない状態になります。昨日もパルマから車でミラノに移動しましたが、ずっと真っ白。高速道路の出口も見落とすぐらい。
そしてこの霧、この時期の空の旅にもっとも大きな影響を及ぼします。霧で飛行機が飛ばない、遅れる、本来の到着予定地に着けない・・・などなど。結構頻繁に起こるので、この時期の遠征は余裕を見て前日に移動するようにしています。(だからレッジーナやメッシーナのホームゲームのときは3日間の旅になってしまうのです・・・)
もちろん、試合にも影響はあります。特に北イタリアでは霧が出やすく、テレビで試合のダイジェストを見ているとたまに白くかすんだ画面が。サポーターたちが持ち込む発炎筒によるもの?と思ってみているとそれが霧によるものと解説者が力説していたり。特にナイトゲーム。パルマは霧が出やすい・・・というか、パルマの冬には霧がつき物ですが、ある試合で後半始まった直後から霧が入り込みだし(ほんとうに外から流れて入ってくるという感じでその様子が見えるのです!)、5分後には記者席のあるメインスタンドから反対側のピッチが見えなくなりました。ちょうど中田選手が右サイドでプレーしていた時で、その位置が記者席からは見えない状態に。そして15分で完全に全体が真っ白。その中でゴール。一体誰がゴールをしたのか、さっぱり分からず、後で試合を中継していたテレビで確認したというエピソードもあります。(ゴールは中田選手ではありませんでしたが。)

試合や旅に影響を及ぼすものは霧だけではありません。昨年は、豪雪で電車、高速道路などの交通網がマヒしましたね。(昨年3月にこのコラムで書きましたが。) それによって、試合のための移動手段を変更したり、目的地にたどり着けず電車の中で夜を明かすチームもありました。当時、中田選手のいたボローニャはペルージャへの移動を電車で行いました。高速道路が雪で閉鎖されたため、予定されていたバスでの移動ができなくなったからです。フィオレンティーナ(当時はセリエB)とローマの2チームは、電車が途中で立ち往生(ボローニャ周辺の豪雪で、ほとんど全部の電車が4〜5時間ストップしたようです。)、目的地までたどり着けず、電車に泊まったと翌日の新聞に書いてありましたが本当だったのでしょうか?(この日は一般の乗客も、そこで降りてホテルに泊まる人もいたようですから、選手たちも近くのホテルに泊まったのかもしれませんね。)

さて、今年。私はもうすでにエライ目にあってしまいました。雷を伴う大暴風+雹(ひょう)・・・天空の神様を怒らせたのかというぐらいの大嵐です。
12月18日(土)、この日のメッシーナは朝から強風を伴う雨。土砂降りの時もあれば、小雨になったり、またはお日様まで顔を出したり不安定な天気でした。
試合は18時スタート、ナイターです。夜には雨がやんで欲しいとみんなで切実に願っていましたが、夕方に一時的に回復した天気も、試合の前になってまた怪しい雲行きに。
メッシーナ戦で雨に降られたくない理由は、スタジアムのメインスタンドにすら屋根がないため。雨の下でパソコンやノートを広げるわけに行かないため、秋から記者席には仮設の屋根がつきましたが、これがまたカフェにあるオープンテラスの屋根のようなもの。この屋根で上はどうにかカバーされているものの、あの日は強風で雨が横や後ろから吹いてくる状態。フード付きのコートを着ている人はそれで頭をカバーし、傘は前から吹き付けてくる雨を避けるために、つくえから自分の胸の辺りに配置。それでもイスの横に置いたかばんにはしっかり雨がかかっていてびしょびしょでした。中には「俺はテレビで試合を見る」と言ってプレスルームに逃げ出す人も。それでも試合開始直前、雨が小降りになったということでキックオフ。試合は・・・ひどいものです。ボールは転がらない。走れば水しぶきがバーッと上がり、選手たちがスライディングすると、「なに遊んでるの?」というぐらいものすごい距離をすべるし・・・最後にはみんなその様子を見て笑っていました。しかし、天気はますます悪化。稲光がスタジアムの上空を走り、挙句の果てに雨は氷の粒に。私たちは傘やコートで身を守ることができますが、選手たちはユニフォームだけ。氷の粒はそんなに大きくなくても、強風で叩きつけられれば痛いでしょう。雷の閃光も激しく、「これってピッチに落ちることもあるのかしら・・・?」なんて思わず考えてしまいました。結局試合は20分で中止。試合を開始したこと自体が間違いだったと、判断を下した審判に批判が集中しました。なんといっても、その20分の間にメッシーナはPKによって1ゴールを決めていたため、勝てるかもしれない試合を途中でやめたくない。対するアタランタは、この試合、やり直せるものならやり直したいという心境ですから、中止は大歓迎。両チームのキャプテンと主審がピッチのあちらこちらでボールを転がしてプレー続行できる状態かをチェックした結果、「みんな控え室へ」のジェスチャーが。メッシーナの選手たちはみんなで主審に必死で続行を訴えましたが却下。正直、私もほっとしました。結局、この試合は来週1月19日にやり直すこととなりました。一体何のために3日かけてシチリアまで行ったのか・・・とちょっと空しくなりましたが・・・

今年は比較的暖かい冬のような気がしますが、これからの季節何が起こるかわかりません。笑えるのは、毎年悪天候の影響を受ける時期になってくると、スポーツ新聞の予想フォーメーション(試合の数日前から、各試合のスタメン予想表を載せている)のところに、降雪確率や霧が出る確率といった天気予想の欄ができること。なんとも親切というか、おせっかいと言うか。
さて、ここ数日ミラノも霧で真っ白という日が続いています。明日はレッジョ・カラブリアに遠征です。無事飛行機が飛んでくれることを祈って、みなさん、また来月!



■1月・2月の試合スケジュール


○1月15日(土) <第19節>
18:00〜 ブレッシャ−フィオレンティーナ
20:30〜 レッジーナ−インテル

○1月16日(日) <第19節>
15:00〜 リボルノ−メッシーナ

○1月19日(水) <第16節のやり直し>
20:30〜 メッシーナ−アタランタ

○1月23日(日) <第20節> 15:00〜
15:00〜 ウディネーゼ−レッジーナ
15:00〜 メッシーナ−パルマ
20:30〜 フィオレンティーナ−ローマ

○1月26日(水) <イタリア杯>
18:00〜 ローマ−フィオレンティーナ

○1月30日(日) <第21節> 15:00〜 *TV放送のため前後する可能性あり
カリアリ−フィオレンティーナ
レッジーナ−ラツィオ
ローマ−メッシーナ

○2月2日(水) <第22節> 20:30〜 *TV放送のため前後する可能性あり
フィオレンティーナ−パレルモ
リボルノ−レッジーナ
メッシーナ−ミラン

○2月5日(土) <第23節> 
18:00〜 サンプドリア−フィオレンティーナ

○2月6日(日) <第23節> 15:00〜 *TV放送のため前後する可能性あり
サンプドリア−フィオレンティーナ
レッジーナ−シエナ
キエボ−メッシーナ

○2月13日(日) <第24節> 15:00〜 *TV放送のため前後する可能性あり
フィオレンティーナ−パルマ
レッジーナ−ミラン
シエナ−メッシーナ


 
著者プロフィール
新谷智子(しんたにともこ)

1967年広島県呉市生まれ。17歳でイタリアに憧れるも、普通に日本の大学へ進学。
大学でイタリア語を第3外国語としてかじった後、インテリア雑貨輸入、販売の会社に就職。 2年目に、イタリア語研修のご褒美をいただきヴォルテッラ(トスカーナ)で4ヶ月ホームステイ。 96年末に退社するまで、イタリアからの伝統工芸品の輸入に携わる(その間にも約1年、イタリアに自費留学)。
98年イタリア語復習の目的でペルージャに再留学。そこで、サッカーに関わる今の仕事と出会う。 まったくのサッカー音痴が、優秀な記者の指導の下、共同通信社の現地特別通信員としての経験を開始。 昨年のW杯では、仙台にてイタリア代表チームの合宿を密着取材。 今年6年目、いまだ中田選手を追う日々は続いている・・・    



http://www.japanitalytravel.com
©  JAPANITALY.COM srl - MILANO 2000 All rights reserved.