みなさん、お元気ですか?
先月、文頭のご挨拶に、「小春日和」という言葉を使ったのが間違いだったかのように、この1ヶ月イタリアは寒い日が続いています。「イタリアは・・・」というと正しくないですね。正確に言うと、イタリア中部、北部というべきでしょうね。(後でお話しますが、レッジョは別の気候でしたから・・・)
今月、みなさんに何をお話しようかと考えていたのですが、この1ヶ月頭に一番先に浮かぶのが、雪、雪、雪。サッカーの話題を考えていても「雪」です。実際、この時期、イタリアリーグもこの雪に困りました。
ということで、今月の話題は「雪」です。
今年の冬は、ボローニャを中心に記録的な雪が降っています。ミラノでは雪が降っていなくても、エミリア(ボローニャからピアチェンツァぐらいまで)では雪が積もっているんですよね。
2月最後の週末は、ボローニャ−フィレンツェ間を中心に高速道路、鉄道など交通網が完全にブロック。これによって直接的に、または間接的にサッカーの試合にも影響がでました。
直接的にといっても、この週は雪のために中止になる試合はありませんでしたが、セリエAのローマ、セリエBのフィオレンティーナなどのチームが遠征移動中に動けなくなってしまい、通常の何倍も時間がかかる長旅を強いられました。(フィオレンティーナは電車の中で寝たとか・・・)
中田選手のボローニャも、ペルージャでのアウェー戦に向かうのにバスでの移動をあきらめ、電車を乗り継いでの移動となりました。早めに出発した方が良いということで、定例の監督会見もなしに。(それでも、電車は大幅に遅れたようですね・・・)
その週の間も雪は消えず、ボローニャは通常の練習場では練習できない状態で、急きょ、アドリア海側で合宿をすることに。そうして準備した対ラツィオ戦でしたが、なんと今度は、「雪のため延期」になってしまいました。確かに、電車でボローニャを通過したときに、雪が降っているな・・・とは思ったのですが、延期とは。
この日、私は「アンコーナ−レッジーナ」をカバーすることになっていたので、朝7時のユーロスターでミラノを出発。一眠りしてふと目がさめると辺りは一面銀世界。「ここはどこ?」と思っているとモデナの駅が。そしてボローニャでは・・・吹雪いて(?)いました。
アンコーナに到着する手前で「ボローニャ試合延期」のニュースを知り、記者と連絡を取り合っていたのですが、彼らボローニャの試合を取材に行っていた人たちは、たまたま同じホテルに対戦相手のラツィオやイタリア人記者たちもいたので、そこでその後の決定を待つことにしました。「翌日に延期」という話しもあり、ラツィオはそれならそのままボローニャに残るつもりで、ホテルで待機していたそうです。しかし、「翌日もムリ」との判断で、彼らはローマに帰っていきました。この試合は結局、3月25日のナイターでリカバーすることになりました。
毎年、霧などが原因で試合が中止、延期になることがあります。霧の場合、試合開始のときはクリアーだった視界が、見る見るうちに真っ白になって何も見えなくなるのです。去年、パルマのナイターでは、後半に霧が舞い込み(という感じ)始め、3分ぐらいで何も見えない状態になりました。そこでゴール。誰がゴールしたのかもわからない状態で(笑)
そんなわけで、この時期、ガゼッタ・デッロ・スポルトなどのスポーツ紙には、「天気予報」記事が載ることがあります。今回の大雪騒動の時も、「積雪情報」をやっていましたけど、先週はみんなもう大丈夫と思っていたのか、「ボローニャ−ラツィオ戦」の延期は誰も予想していませんでしたね。
そして、そのボローニャは、またまた地元では練習できないと言うことで、今度はティレニア海側で合宿です。(今度の土曜日は、ジェノバでサンプドリアと対戦なので。そうそう、また日本人ダービーですね。今度は中田選手の先発出場確実ですから、あとは柳沢選手が出てくれれば・・・)
間接的には、私たちも移動するのに大変な目に会いました。(2月)27日は、私はシエナでレッジーナの取材の予定だったので、朝のうちにフィレンツェに向かったのですが、やはりユーロスターが40分遅れました。しかし、これはまだマシだったのです。私の友達は、ユーロスターでミラノを16時に出発し、フィレンツェに到着したのは24時。通常3時間かからないミラノ−フォレンツェ間が8時間です。途中のモデナで4時間止まっていたそうです。
それ以前にも雪による交通網への影響はありました。(2月)21日にはミラノでも雪が積もり、飛行機の便にも影響が出ていました。私はレッジョ・カラブリアに行くところでしたが、積雪のためトロトロ走るタクシーでリナーテ空港に着いたのが、フライト予定時間の30分前。しかし、飛行機はまだ前のフライトから到着しておらず、結局2時間遅れで出発しました。苦労しながらレッジョに到着してみると・・・気温は18度。ぽかぽかとお日様が照って、アフリカからの生ぬるい風シロッコがふいていました。(夜には少し気温は下がりましたが、ジェラートを食べながら外を歩ける(!)状態でしたから。) この違い・・・ 一口にイタリアとは言えないなと実感した日でもありました。
今回は、なんだかあまりサッカーと関係ない話しになってしまいましたが、「雪」にまつわるエピソードもちょっと面白いのではないかと思って。次回はもっと日本人選手たちの話題をご用意しますね。それでは、風邪には気をつけて。
■3月・4月の試合スケジュール
○3月21日(日) 15:00〜
ボローニャ−ブレッシャ
モデナ−レッジーナ
エンポリ−サンプドリア
○3月25日(木) 20:30〜
ボローニャ−ラツィオ(延期になった第24節のリカバー)
○3月28日(日) 15:00〜
ローマ−ボローニャ
レッジーナ−インテル
サンプドリア−レッチェ
○4月4日(日) 15:00〜
ボローニャ−レッジーナ(日本人ダービー)
アンコーナ−サンプドリア
○4月10日(土) 15:00〜 *復活祭の休みのため1日早くなります。
アンコーナ−ボローニャ
レッジーナ−ウディネーゼ
シエナ−サンプドリア
*試合日、キックオフの時間はTv放送の関係で前後する可能性があります。 |

[アッズーリ・クラブ春号]
3名様にプレゼント!
詳細は プレゼント欄で |
著者プロフィール
新谷智子(しんたにともこ)
1967年広島県呉市生まれ。17歳でイタリアに憧れるも、普通に日本の大学へ進学。
大学でイタリア語を第3外国語としてかじった後、インテリア雑貨輸入、販売の会社に就職。
2年目に、イタリア語研修のご褒美をいただきヴォルテッラ(トスカーナ)で4ヶ月ホームステイ。
96年末に退社するまで、イタリアからの伝統工芸品の輸入に携わる(その間にも約1年、イタリアに自費留学)。
98年イタリア語復習の目的でペルージャに再留学。そこで、サッカーに関わる今の仕事と出会う。
まったくのサッカー音痴が、優秀な記者の指導の下、共同通信社の現地特別通信員としての経験を開始。
昨年のW杯では、仙台にてイタリア代表チームの合宿を密着取材。 今年6年目、いまだ中田選手を追う日々は続いている・・・
|
|
|

|