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チェファル市長 シモーナ・ヴィカリ氏へのインタビュー
JITRA:市長さん、チェファル市とその近郊について簡単に紹介してください。
市長:チェファルは歴史・建築面において大いなる資産を持つ町で、シチリアを支配してきたすべての民族、時代について明らかな痕跡を見ることができます。パレルモからメッシーナ方面へ向かい70キロのところにあり、パレルモ空港からもカターニア空港からも高速道路で簡単に来ることができます。
町はティレニア海に面しており、シチリア西部の主要な観光地です。マドニエ州立自然公園Parco delle Madonieの一部をなしており、同公園内では海に面した唯一の町です。
JITRA:観光面から見たチェファルの特色は何でしょうか?
市長:チェファルは海の町ですが、海水浴客で賑わう他の場所とは違っています。町には歴史的遺産が残り、そしてマドニエ自然公園に属していることから、グルメ、文化、宗教、自然など観光面での特色が数多くあります。また、冬にはスポーツ愛好家や小旅行を楽しむ人たちがやって来て、バイクでチェファルから公園内の探索に出かけたりします。
JITRA:チェファルの町で見逃してはならない見所、イベントを教えてください。
市長:簡単にまとめるのは難しいですね。大聖堂Cattedraleは非常に特色あるもので、シチリアに来る人は必ず訪れなければならないモニュメントの一つでしょう。この大聖堂の建設について一つの伝説があるんですよ。最初のシチリア王ルッジェーロ二世が、チェファル沖で遭難しかけていたとき、誓願を解除するためにこの大聖堂を建てることを決めたと言われているのです。シチリアにおけるノルマン朝支配のシンボルで、建設は1131年にさかのぼり、そのモザイクはビザンチン芸術を高度に表現しています。南イタリアで見られるモザイクでは最も美しいものです。
忘れてはならないのが、魅力的な場所が豊富にあることです。教会や宮殿の他、ほとんど修復されていない巨石の城塞やかつて女性たちがフェファル川の水で洗濯をしていた中世の洗濯場Lavatoio Medievaleなど、これこそチェファルの歴史的遺産です。マドニエ山系の支流から生まれる川は、その土地との結びつきを示すかのようにチェファルの海へと注ぎます。
また、チェファルを訪れたら、歴史的中心地を見晴らす岩で出来た岬の要塞を散策することもお忘れなく。ここは、町の名前はここに由来しており、過去の貴重な記憶をとどめた宝箱のような場所です。珍しいダイアナ神殿Tempio di Diana(紀元前5世紀)、ビザンチン帝国やスペイン王国の要塞、フェデリコ二世の城、たくさんの井戸、洞窟が数多くある洞穴コースなどがあります。
チェファルの文化面で特に挙げておきたいのが、マンドラリスカ財団美術館Museo della Fondazione Mandraliscaです。ここにある珠玉の作品の中に、アントネッロ・ダ・メッシーナAntonello da Messinaの”男子の肖像Ritratto d'uomo”があります。現在では新しい展示方法で、その美しさを100%観賞することができます。
町の主なイベントはチェファルの歴史的守護聖人サンティッシモ・サルヴァトーレSS. Salvatoreのお祭りです。8月の2日から6日にかけて開かれます。チェファルの町はこのサンティッシモ・サルヴァトーレに大変信仰が深いのです。
JITRA:市長さんのおすすめの特産品、お店などはありますか?
市長:チェファルは近年、宿泊施設や商業活動の革新を行い、ホスピタリティをとても大事にするようになりました。たくさんの新しいレストランもあります。
訪れる人は地元の伝統料理を味わうことができます。典型的な一品は、地元で獲れたイワシのパスタです。その他にもチェファルやマドニエ地方の伝統や香りを知ることができる料理やデザートがたくさんあります。
JITRA:最後に市長さんから日本人旅行者へのメッセージをお願いします。
市長:シチリアを発見するためにチェファルを訪れてください。ここでは一年間365日、他にはない素晴らしい魅力を味わうことができます。風景と町並みが調和し、2500年の歴史を大事に守り、それを訪れる人に表現しているのです。いつでもチェファルにいらして下さい。お待ちしています。
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