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マルサラ市長、ロンバルド氏への質問 JITRA: ロンバルド市長さん、マルサラの町や周辺を簡単に紹介していただけますか。? マルサラ市は、人口は8万5千人、シチリア島の西の端にあります。ボエオ岬CapoBoeoからは、北へ行けばエガディ諸島IsoleEgadi(ファヴィニャーナ島Favignana、レヴァンツォ島Levanzo、マレッティモ島Marettimo)があり、南へ行けばアフリカがあります。ヨーロッパでは海の美しい町を“青い旗”の町としますが、マルサラ市は、その澄んだ海と清潔な浜辺により、「ヨーロッパ青い旗の町Citta' bandiera blu d'Europa」のひとつに指定されています。 マルサラ市近辺の空港としては、トラパニ−ビルジTrapani-Birgiの空港が10kmの所にあり、また、パレルモPalermoの空港までは110kmです。パレルモとマツァーラMazaraを結ぶ高速道路(A29)も近くを通っています。海からのアクセスも可能です。マルサラ市は、1850年5月11日の、ガリバルディGaribaldiとその千人隊の上陸で、歴史的に有名です。そして何より、イタリアで最も古い原産地統制名称(DOC)ワインである、1773年にイギリス人らによって発見されたマルサラのワインすなわちマルサラ酒で有名です。マルサラ市の近辺には、エリチェErice、セリヌンテSelinunte、セジェスタSegestaなどの、豊かな歴史と文化にいろどられた考古学的にも興味ある町があり、容易にアクセスできます。 JITRA:観光ないし文化という観点から、マルサラの特徴や名所などをご説明頂けますか。 例えば主な観光ルートは、「芸術の道」「ワインの道」「塩の道」というぐあいにわけられます。「芸術の道」は町の旧市街にのびていて、ローマ風、アラビア風、カルタゴ風、ノルマン風、スペイン風など、何世紀にもわたってこの町を次々と支配してきた外国勢力の痕跡を今に残しています。 ぜひ訪れていただきたいのは、まず、「サン・ピエトロ」と呼ばれる、16世紀に建てられた元ベネディクト派修道院。現在はリソルジメント−ガリバルディ博物館および文化センターとなっています。また、世界中でもここだけで見られる古代カルタゴの戦闘用の船を展示する博物館、フランドルのつづれ織りの博物館、国際的に名高い画家の絵画を所蔵するピナコテーカ(絵画館)は、カルミネ修道院にあります。劇場、教会、バロック様式の建物、独特の小道のある「カッセロCassero」も、訪れてみてください。「芸術の道」沿いには、手工芸品を扱う店や工房がたくさんあります。 「ワインの道」は、マルサラ酒を作る古いワイナリーを訪ね歩くルートです。ワインを作っているところや、瓶詰めするところが見られ、専門家の指導のもと味見もできます。樽作りの名人が働いているところや、マルサラ酒を熟成させる樽を作っている職人たちを見ることもできます。マルサラ酒の中 でも上等なものは、この職人たちが作る樽の中で10年以上ねかせたものです。「ワインの道」はまた葡萄畑も通り、田舎の農民文化を紹介する博物館にも立ち寄ります。 「塩の道」は、スタニョーネStagnoneの潟にあるモツィア島までのびています。考古学の発掘が多く行われる、この趣のある小さな島は、塩田の広がる中に修復された古い風車が点在する自然豊かな楽園です。スタニョーネの潟に落ちる夕日はそれはみごとで、塩田は一日のうちに何度もその色をかえま す。たくさんの小島がちらばり、典型的な地中海の植物群がみられ、アオサギやフラミンゴや他の珍しい鳥たちが棲む「自然保護区」を通っているのが、この「塩の道」です。 JITRA: マルサラの主な催しには、どういうものがありますか? まず聖木曜日(復活祭前週の木曜日)に行われる、「ペルソナッジ・ヴィヴェンティpersonaggi viventi(生きている人物達)」の行列ですが、これは5月に行われるガリバルディにちなむ催しです。。7月の「マルサラDOCジャズフェスティバル」。8月の催し「星の杯Calici distelle」では音楽とワインの夕べで、とても楽しいものです。そして、2年に一度の催しで、2001年10月に第二回を迎える「ヴィノーロVinoro」は、甘口ワイン、パッシート(干しぶどうワイン)、蒸留酒並みに度の強いワインなどを味わう国際的なワインの見本市です。加えて12月から1月にかけては、「広場のクリスマスとお正月」の催しがあります。 JITRA: どこで何を食べたらいいか、どこでどんな買い物をすればいいか、アドバイスを頂けますか。 特産品(陶器、ワイン、手工芸品)は、旧市街の多くの店で、また、旧スペイン地区にある「魚市場mercato del pesce」と呼ばれる所で求められます。シチリアの伝統的な名物料理の多くは、レストランやトラットリア、アグリツーリズムで出されています。昔からの菓子店を訪れれば、シチリア風のカッサータ、リコッタチーズのカンノーリ、祭礼や収穫祭にちなんだ独特のシチリア風菓子が味わえます。 優良な店、レストランを紹介するリストは、マルサラ市の観光協会ProLoco、または市役所の広報部、あるいはインターネットのホームページでごらんいただけます。又「ワインの道」は、来年の春から、いくつかのワイナリーやエノテーカ、特産品店をめぐるようになります。くわしくは、下記ガル・リリベオ・マルサーラGal Lilybeo Marsalaにおたずねください。 JITRA:日本人観光客にむけて、市長さんからのメッセージをどうぞ。 日本の皆さんとともにマルサラのワインで乾杯し、すばらしいひとときをすごすことを心待ちにしています。できればぜひ、絶妙にまじりあう過去と現在が肌で感じられる、この豊かな文化を誇る私たちの町で、乾杯しようではありませんか。夏だけでなく一年中いつでも、マルサラの海と太陽が、私たちの仲間に加わります。マルサラでは、この地の名物だけではなく、シチリア人の心からの素朴で暖かいもてなしをぜひ味わってください。私たちの地で存分に観光を楽しんだら、周囲の魅力的な場所にも足を運んでください。きっと忘れられないバカンスとなることでしょう。日本に帰ったら、きっとお友達に、いろんな思い出や感慨を話したくなるでしょう。お待ちしていますよ。 |
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