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私の自然紀行 − 読者からの投稿記事 バックナンバー |
15 Settembre 2003 「大自然からの贈り物 〜第三回:実際の暮らしの中で〜」 ヴァッレ・ダ・アオスタ州 Valle d'Aosta 市川 照子 |
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| “畑にパスタ用のバジリコとパセリをとりにいったらトマトが熟れてきてたよ。間もなく食べごろだ” “去年収穫したフンギ・ポルチーニを使ってリゾットをしよう。もうすぐ今年の収穫時期だね。今年は雨が少ないからどうかなぁ”・・・日常のなんてことない会話。でもミラノで暮らしてたときには絶対口にしない会話!
とうとう、引っ越してきてしまいました。この大自然あふれるアオスタ州へ。確かに私が惚れ込み何度も通いこんだこの場所。でもまさか自分が実際に暮らすとは。しかもこの辺りに住む唯一の日本人として!!自分の行動力に私自身がビックリすることも多々ある中で、この大胆不敵な引越し騒動は、私だけじゃなく回りの人をも驚かせたのは言うまでもありません。
〜Val Ferret(ヴァル・フェレット)〜 写真説明
上:畑やブドウ畑にまかれる水と、太陽の光が反射してかかる虹。夏、至るところで目にする光景です。 左下:大自然からのミネラル。見てください!!この透明感。感じてください!その冷たさを。 右下:私が住む村’La Salle’。教会のある場所が丁度村の中心に位置します。
〜Val Veny(ヴァル・ヴェニ)〜 地図上でいうと、上記で紹介したVal Ferretのまさに反対側の左側に位置するValleがこの地域を示します。やはりクールマユールからバスが運行されていますが、1時間に1本程度。 この場所はモンブラン山の真下に位置することもあり目の前には壮大な残雪とそれが溶けて流れ落ちる滝をかいま見ることができます。Val Ferretと変わらない代表的なものといえばやはり山裾を横たわる川。もちろん高山に残された残雪や残氷が溶けて滝から流れ込み出来上がったものです。それを象徴する石灰色に濁った水がしぶきを上げて流れています。この地域の代表的な風景といえるでしょうね。そのすぐ脇には底まではっきり見えるほど澄みきった小川とバーベキューやキャンプができるエリアが広がり、夏には連日賑わっています。バスで訪れた際は終点Visailleで下車。この先はトラッキングコースとなります。荘厳な川の流れと静かで穏やかな小川。そして時々風と語り合う木々のささやきや澄みきった新鮮な空気を身体全身に感じながら同じ道を徒歩で戻る散策を楽しんでみることもお勧めです。 〜Chamonix(シャモニー)〜 クールマユールからモンブラントンネルを通過しバスでわずか45分。フランス側モンブラン麓街のChamonix(シャモニー)にたどり着きます。私が一番に驚かされたのが言語。もちろんフランスだからフランス語が話されるのは当たり前。でも、たった一つ山を隔てただけでそのすぐ裏にある国の言語(イタリア語)があまりにも通じないことにビックリ!!というのもクールマユールのBarやレストラン、もしくは住民までもモンブラン山の反対側(いってみれば国は違うけど隣近所の距離)フランス語は通じます。例え話せなくても聞いて理解することはできます。それが当たり前だと思っていた私はここシャモニーで一苦労しました。 まず、バスでモンブラントンネルを越えフランスへ入国。国境にてその日はたまたま〜〜(陸から簡単に行き来できるEuropa。国境を越える際は必ずパスポートを持参してください。ただ、必ずしも毎回コントロールがあるとは限りません。その日の係員次第?! 実際、2度目には全くコントロールがありませんでした)〜〜バスの中に係員が入ってきていわば入国審査といわれるべきコントロールが行われたのです。“あっ、しまった。忘れないように出しておいたパスポートを机上に忘れた!!”・・・ここで降ろされたらどうやって帰ろう・・・なんてあせっている私の席へ係員が。“???”彼はフランス語で何かを問い掛けてきたのです。もちろん、私はイタリア語と英語にて忘れてきてしまったことを説明したものの両語とも通じない?!やけっぱちで“私は日本人だ!!パスポートは忘れたけど日本の運転免許証がある”と訳分からない言い訳で日本の免許証を提示。彼はしばらく考え込んだのち“日本人、オッケー!”・・・・・運転免許証には確か日本語しかかかれていない。私の席の前では韓国人家族が念入りにチェックを受けていた。いったい何を根拠に私が日本人だって理解できたのだろう。というよりも日本人というのはこれほどまでに時には国境顔バスになろうとは。 さておき、とにかく入国成立。ここシャモニーは同じモンブラン麓町とはいえクールマユールに比べ日本人観光客の知名度が高い町です。そのため至るところに“レンタルスキー”といったような日本語で表示された看板を目にしました。またイタリア側から望むモンブランとは違った姿を見せるその光景にひとたび夢中にカメラを回し、そしてフランスらしい、でも観光化されたその町並みに没頭しながら歩くこと2時間。当然おなかも空いてきます。ふと入ったマクドナルドのレジにて、これまたよせばいいのに“郷に入れば郷に従え”という言葉に必要以上に感化されてる私は(というより単なるチャレンジャー)知ってる唯一のフランス語をさも得意げに使ってみました。もちろん満面な笑顔付で。“ボン・ジュール!”・・・・“(レジ係員)ボン・ジュール〜〜〜〜”とりとめなく続くフランス語攻撃に顔を引きつらせながら、ひらきなおってジェスチャーにて何とか空腹を満たす食事をGet。だって、トライしたものの英語もイタリア語も通じない。これじゃぁ、ジェスチャーしかないでしょう。(使えないフランス語をさも得意げに使ったことに関しては反省の余地なし!!この図々しいほどの度胸と行動力は今や私のチャームポイントです♪) さて、お勧めの一品があります。是非試してください。“Mont Blanc”といわれるモンブラン地ビール。白・赤とありますが私は白ビールを試しました。なかなかさっぱりしたのみ心地でお勧めです。 写真説明
左下:Val Venyの風景。ここアオスタはこのようななだらかなValleyに囲まれています。 右下:山すそに広がるバーベキューエリア(Val Veny)
〜(余談)中田選手!!〜 私が住む隣村、Morgexに今年も中田選手の所属するパルマがキャンプをはりました。今年は7月中旬以降。ご近所だからこそ行って来ました、練習スタジアムへ。 その日、午前の練習を見終わった私は選手が出てくる場所に待機。しかし、イタリアのサッカー選手は本当にフレンドリーですね。気軽に写真やサインに応じてくれるほか、ファンが“今年はやってくれるよね!”なぁんて言葉にも笑顔で応えてくれてます。そんな中で唯一の日本人である私は、それをいいことに中田選手が出てきた際にベタベタの日本語で“中田選手!!”と一声。もちろん写真とサインをもらいミーハーな私は午後の練習も翌日もこのスタジアムへ足を運んだことは言うまでもありません。 これを書いてるときは丁度、ラッツィオへの移籍が噂されている時期。もし、残留するならば来年も必ずこの場所でのキャンプに参加するでしょう。是非是非、来年の7月この場所を訪れるならば旅行に花を飾る思い出としてサッカー練習見学っていうのもいかがでしょうか?! 〜ちなみにキャンプ中の滞在地は私が住むこの村の4ッ星ホテルです。その名も“Hotel Monte Bianco”〜
〜モンブラン観光最新情報〜
さて、9月8日からこの地域はシーズンオフとなります。それにともないモンブラン観光をする際のロープウェー運行時間、及び料金も変わりますので下記を参考にしてください。再びこの地域が賑わうのがもちろん冬。今年は12月7日から各スキー施設がオープンする予定。ダイナミックなスケールでの冬スポーツが待っていますよ。
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