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私の自然紀行 − 読者からの投稿記事 バックナンバー |
20 Novembre 2002 「ローマっ子の避暑地で乗馬体験」 ラツィオ州 - アルチナッツォ高原(ローマ) Lazio - Altipiani di Arcinazzzo(RM) ヒライ ユリ |
![]() お正月高原での凧揚げ |
| 首都から車で1時間程のこの高原は標高840m。夏は涼しく、冬は近くのモンテ リバータ Monte Livata やカンポ スタッフィ Campo Staffi、カンポ カティーノ Campo Catino などのスキー場への足場となることから、ローマおよびその周辺からの観光客が集まります。高原の町の中心に入る手前の、紀元4世紀まで使われていたというトライアヌス帝時代のヴィッラ(ローマ時代の浴場やネロ帝宮殿と呼ばれる塔などの遺跡)跡を過ぎると、とても気持ちの良い広々として、多少丘陵のある高原に着きます。昔ながらの羊の群れが道を横切っていることも度々あります。町は旧軽井沢の雰囲気があり、戦後植えられたという杉林に囲まれた大きく立派なヴィッラ(お屋敷)が立ち並びます。夏、冬のヴァカンスシーズンはどっと人口が増えるこの町も、それ以外のシーズンは比較的ひっそり。もちろんお天気のよい週末にはピクニックなどにくる家族連れが増えますが。 何を隠そう、我われの田舎の家からもこの高原はそう遠くなく、広々とした場所にいたいなあなんていうときに私もここまで足を伸ばします。我が家では、今年のお正月に凧揚げをここでトライしましたが、風もちょうどいい具合で、気持ちよく愉しむことが出来ました。背後に見えるモンテ ヴィリオ Monte Viglio(標高2156m)に始まるシンブルイーニ山脈 Monti Simbruini、お隣のエルニチ山脈 Monti Ernici が雪をすっかりかぶってとてもきれいでした。また、5月から7月始めにかけて高原が色とりどりの野生のお花で埋まる時は本当に一見の価値があります。
実は、この高原にmaneggio(馬場)があり、私も随分久しぶりですが、この春から馬に乗りに行っています。お花が一杯の高原を馬に乗って散歩するのはなかなかいいもの。子供用にはポニーもいるので、子供も乗馬を愉しむことが出来ますし、敷地内には子供の遊び場も設けてあります。この馬場には、バールやトラットリアもあり、家族でお昼ご飯をとれるようになっています。(町の中にはたくさんのレストランやトラットリアがありますが、夏の時期は観光客で大変込むので、時期を選べるなら夏のハイシーズンは避けた方がいいかも知れません。)
近くの鉱泉(特に結石に効く)で有名なフィウッジ Fiuggi に泊まりながら、ここまで毎年散歩・乗馬に来るというイギリスからの貴族グループもあるくらい良い所です。フィウッジは、ヴァティカンの記述によれば、13世紀から法皇様たちがこの地の水を取りに来させていたとあり、また、結石に悩んでいたミケランジェロもここの水を3ヶ月飲んで治ったとか。現在、フィウッジという名のミネラルウォーターでも有名で、エレガントなホテルが立ち並ぶ高級保養地の感があります。他にも周辺には、修道院で有名なスビアコ Subiaco があります。古くはネロ帝がアニエネ川沿いに作らせた3つの人口湖があったところで、ラテン語の『スブラクエム』(湖のもとという意味)から現在の地名があります。聖ベネディクトゥスがモンテカッシーノに移る前、サクロスペコと呼ばれる洞窟で3年間瞑想を行い、13の修道院を作った場所として有名です。(現在、サクロスペコとサンタスコラステイカ修道院は見学可能。tel.0774-85569)
時間のない方にはローマから日帰りも充分可能です。遠くからいらっしゃる場合、或いはもっとゆっくりしたい場合には、できたばかりのホテル、サン ジョルジョをお勧め致します。町の中心にあり、スイスを思わせる造りのホテルで、内部もとてもエレガント。お部屋もきれいで使い易くできています。レストランも内部にあり、お食事もホテルで取れます。人数がまとまればホテルの方がフロシノーネ Frosinone かスビアコまで迎えに来てくださるそうです。
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