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私の自然紀行 − 読者からの投稿記事 バックナンバー |
5 Luglio 2002 「ポルトフィーノからチンクエ・テッレまで」 リグーリア州 - ラ・スペツィア県近郊 Liguria - La Spezia ヒライ ユリ |
![]() 母とポルトフィーノの広場にて |
| 『たまには親孝行!』と、昨年6月、母を工事完成後のピサの斜塔に案内した折、初夏の海の風に吹かれたく、ちょっぴり足を伸ばしてポルトフィーノ Portofino と、帰途、欲張ってチンクエ・テッレ Cinque Terre にも立ち寄ることにしました。 ポルトフィーノは昔小さな漁村だった所ですが、今は国内また海外からの豪華ヨットやクルーズが停泊し、おしゃれなブテイックが集まる華やかな感じのリゾート地となっています。私たちは、電車をサンタ・マルゲリータ・リグレ Santa Margherita Ligure で降り、シーズン中は30分から1時間ごとに出る船で(バスもあります)ポルトフィーノの町に着き、1800年代のお城 カステッロ・ディ・サン・ジョルジョ Castello di S.Giorgio のテラスと、また松林の中に設けられている小道を15分ほど歩いた岬の先端からの素晴らしいパノラマを楽しみました。(お城のテラスからは海とカラフルなポルトフィーノの町が、岬の先端からはポルトフィーノ、サンタ・マルゲリータ・リグレやラパッロ Rapallo の町があるティグッリオ湾とセストリ・レバンテ Sestri Levante 方向の海岸が見え、母は大喜び!)脚の強い方には、ポルトフィーノ山の中を歩くハイキングコースもいくつかあるようです。また、風が強くて船が出ず、私たちは行けませんでしたが、岬の先端にある13世紀の僧院サン・フルットゥオーゾ San Fruttuoso di Capodimonteを訪ねるのもいいかも知れません。
一方、チンクエ・テッレは、ラ・スペツイアの先、ポルト・ヴェネレ Porto Venere あたり(パルマリア Palmaria 島やティノ Tino 島も含みます)からモンテロッソ・アル・マーレ Monterosso al Mare までのたくさんの小さな村落を抱えた岬が集まっている所を指します。岩礁の多い海にすぐ傍の葡萄やオリーブがびっしり植えられた山々と、そのふもとの村落の風景はとても印象的です。(この独特の美しさからユネスコの世界遺産に指定されています。)便利なことに、電車が海のすぐ傍を走っているので、特急電車ICでなく、各駅停車の電車に乗ると、比較的ゆっくり海や岬の光景を愉しみながら旅行できます。(但し、トンネルも数多くありますが。)また、電車の切符(電車に乗る前刻印を忘れずに!)は、チンクエ・テッレの区間で、6時間以内、同じ方向であれば何度も乗り降りOK!お得です。
私と母は、ポルトフィーノとチンクエ・テッレの中間地点、セストリ・レバンテに宿をとり、翌日ローマへの帰りがけ、『チンクエテッレの真珠』と言われる、ヴェルナッツア Vernazza で電車を降りて、チンクエ・テッレの一部を愉しむことにしました。(時間があれば、コルニリア Corniglia やモンテロッソ、『愛の小道』で高名なマナローラ Manarola も回りたかったのですが、あいにくどこかにしぼらなければなりませんでした。)ヴェルナッツァは、急坂に作られた狭い階段が続く旧市街を歩き、この地リグリア特有の色とりどりの建物が並ぶ小さな広場で、カップチーノを飲みながら、ものすごい迫力で波が岩礁に押し寄せる海を心行くまで眺め、ゆっくり過ごしました。広場は、トレッキング帰り、或いはこれから出発といった感じの若者で一杯でした。チンクエ・テッレはハイキングやトレッキングのメッカとしてイタリア国内に限らず、ヨーロッパ中で有名になっているようです。
次回機会があったら、是非、ポルトフィーノからはサン・フルットゥオーゾの僧院を訪ね、チンクエ・テッレからはハイキングと船での周遊を楽しんでみたいと思います。(チンクエ・テッレ一日周遊の船は、ラ・スペツィアやポルト・ヴェネレ、モンテロッソ、セストリ・レバンテ、サンタ・マルゲリータ・リグレなどから出ていて、海からの岬や村落の素晴らしい光景を愉しむことができるようです。但し、6月から9月にかけて。天候次第。風がある日は出ません。)どうでしょう、皆さんも電車でも立ち寄れるリグリアの海を見にいらっしゃいませんか?
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