![]() |
私の自然紀行 − 読者からの投稿記事 バックナンバー |
6 Maggio 2002 サルデニアのヴァカンス村体験 サルデニア − アルバタックス Sardegna − Arbatax 木村 春海 |
![]() 来たかいがあった!白い砂浜 |
| 昨年夏、念願のサルデニアに行った。サルデニアといえば、エメラルド海岸 Costa Smeralda に代表される北部の海岸が有名だが、8月は「東京都内のプールなみに混む」と聞いていたので、私たちは北部を避けてすぐに南下した。第一の目的地はアルバタックス。途中、宿を探しながら、いくつかの海岸に寄ったが、どこも満室。地図を見れば、アルバタックスへ行くには、ジェンナルジェントゥ Gennarugentu という、サルデニアの壮大なキャニオンを通らねばならない。何せ初めての土地なので、時間を気にしながら内陸へ。そして、深々と続く渓谷の景色に思わぬ感動をした。ジェンナルジェントゥなんて、名前からして「一体ここはどこ?」って感じだが、この島の自然は海だけじゃなく、内陸も素晴らしいのだなということを知った。 アルバタックス近辺には、ボートでしかたどり着けない、サルデニアでも指折りの美しい入り江がいくつもあると聞き、到着してすぐに宿探し。8月の下旬とはいえ、どのホテルも満員。部屋数の多いヴァカンス村も2件あったが、旅行会社を通じてしか予約は取らないと門前払いだった。最後の頼みで、通りがかりの比較的こじんまりしたヴァカンス村に寄ったら、3日間だけなら空いてるとすぐにチェックイン。そして、そこは広い砂浜を陣取った、緑豊かなとってもいいホテルだった。ヴァカンス村というと、スポーツ行事に無理やり参加させられたり、夜はディスコで音がうるさいなど、嫌なイメージしかなかったが、このヴィッラジョ・サラチェーノは"強制的なアクティビティー"などはなく、とにかくどの部屋も緑の庭に面しているのが心地よかったし、庭掃除も行き届いていたし、カヌー無料貸し出し、入り江までの半日海水浴ツアー50,000リラ(01年8月)など、良心的なサービスが"花マル級"だった。しいて言えば、夕飯がビュッフェ形式だったので早い者勝ち!せっかくの美しい海の眺めのテラスが、"夕飯争奪戦の場"と化していたのが残念だった。あれが、ろうそくの灯るロマンティックなディナーだったら1週間くらい滞在してもよかったな…。
最大の見所のボートでしか行けない入り江。これゾ、雑誌で見るサルデニア!真っ白の砂浜!透ける海!もう大興奮の一日。本当に水が透けていて、この時ばかりはスノーケルをつけるのすらもったいないような、肉眼で海の中を見たい、泳ぎたいと思わされた。童心に返るとはこのことか、彼も私のはしゃぎぶりにビックリ。ゴロリゼ Goloritzè などの小さくて美しいいくつかの入り江で泳ぎ、そのあと深い洞窟の中にもボートで入った。暗い洞窟に光が反射して、蛍光に発色している水が神秘的。洞窟で泳ぐのは嫌いな私も、この時は「どうしても泳ぎたい」と、ボートから飛び込んだ。楽しい時間があっという間にすぎ、ホテルへ戻る途中で、スタッフが突然シャンパンを出してきた。予期せぬサービスに大歓声! 波のない岩場にボートを止め、みんなで乾杯をした。私の彼は飲めないので、私はいつものごとくちゃっかり2杯分いただき、夕暮れの海を見てほろ酔い…。「おまえの目がこんなに輝いたのを見たのは久しぶりだ」と、彼に言われてしまった。本当に海を満喫。名残惜しい3日間だった。 その後、西海岸へも行き、南西端のサン・ピエトロ島にも寄った。サルデニア南西は交通の便も悪く、車がない人にはちょっと難しい。海は、特にコスタ・ヴェルデ Costa Verde がきれいだった。砂丘の真中に建つ、素晴らしい1軒宿に泊まったが、年中風が強く、アクセスも困難なので、日本から行くにはレンタカーで長期滞在しないと意味がないと思う。南西側ではさすがに同郷人には出会わないな、と思っていたら、なんと、サン・ピエトロ島で若いご夫婦に遭遇。一緒に高波の中、ボートで島巡りをした。改めて日本人観光客のヴァイタリティーに脱帽である。 【寄稿:木村春海 東京のイ系会社勤務 学生時代にイタリアに留学。イタリアーノの彼とともにしょっちゅう旅をしている。趣味は生後半年の愛犬と戯れること】
| |||
|
|||
|
http://www.japanitalytravel.com
|
|
© JAPANITALY.COM srl - MILANO 2000
All rights reserved.
|