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私の自然紀行 − 読者からの投稿記事 バックナンバー |
5 Marzo 2002 ローマから日帰りスキー アブルッツォ州 − ラクイラ県 Abruzzo - L'Aquila ヒライ ユリ |
![]() チステルナ頂上からのパノラマ |
| 山の雪情報を聞くと居ても立ってもいられなくなる私ですが、腰の重いcasalingo("家庭的な男性"の意)の主人を説き伏せるのは容易ではありません。花(?)の独身時代には、スキーヤーが夢見る、北イタリアのドロミテ、特にコルテイナ周辺に行ったものですが、子供が産まれてからは遠出を避けて、ローマ周辺のいくつかのスキー場をまわっています。その中で今年は、ローマのスキーヤーの友人から噂に聞いていたカンポ・フェリーチェに行ってみることにしました。 カンポ フェリーチェは、イタリアの背骨アペニン山脈の一部、アブルッツオ州のヴェリノ山(M.Velino標高2487m、お天気の良い日には、頂上から2つの海が見えることで有名)ふもとにあります。ローマから100kmの所(84kmの高速道路を抜けた後も、スキー場にありがちのくねくね道でなく、広い走りやすい道路が16km)にあるので、首都から約1時間という近さと、スキー場の新しい設備(動いていたseggioviaスキーリフトは5本うち4本が新しいものでした)、そしてもちろん雪のあること!が、アブルッツェーゼに限らず、ローマとその周辺からのスキーヤーたちを惹きつけていると言えるでしょう。私たちも、アブルッツオ、ラツイオまた、マルケからの沢山のスキーヤーに出会いました。
ゲレンデは、標高1400mから2064mのところにあり、総長30km。ロッカ・ディ・カンビオRocca di Cambioともスキーリフトでつながっていて便利です。Seggioviaスキーリフト 6本とskilift Tバーリフト6本、合計12本のリフトがあります。ゲレンデは、初級者用が6本、中級者用が8本、上級者用が6本。そのうち初級用から上級用までの8本のゲレンデ(総長12km)が人工雪なので、雪がなくても常に滑れるようになっています。今シーズン、アブルッツオには昨年12月から1月にかけて結構雪が降ったので、私が滑ったゲレンデの雪は自然雪。雪質としては(勿論1月ということもあったでしょうが)まとまったきめの細かい雪で、寒いところは、下が凍っていましたが、中部イタリアの雪質としては上々と思いました。お天気が良く、ゲレンデ頂上のM.RotondoやM.Cisternaから見る展望は素晴らしく、ゴキゲン!!でした。お勧めコースは、モンテ・ロトンドM.Rotondoと、ブレッチャーラBrecciaraと呼ばれるロッカ・ディ・カンビオへの2つの斜面です。(スケールは北イタリアに比較できませんが、アブルッツオもなかなか!でしたよ。)クロスカントリーファンには、スキー場下のカンポ・フェリーチェ盆地などで十分楽しめるスペースがあるほか、リングとしては20kmのものがあります。 現在、スキー場の新しい駐車場が出来たので、全部で3300台の車と45台のバスの駐車スペースがあるようになりました。(週末は大変込むようです。)ローマから日帰りも十分できますが、スキー場でゆっくりしたいという場合には、ゲレンデにはホテルがないので、カンポ・フェリーチェ平野にあるホテルを利用するか、近くの町ルコリLucoliか、カサマイナCasamaina、或いはロッカ・ディ・カンビオのホテルを利用することになります。私たちは、カンポ・フェリーチェ平野にできた新しいホテル『ラ・ヴェッキア・ミニエラLa Vecchia Miniera』に泊まりました。小さめとは言え、新しく機能的なお部屋で悪くありませんでしたが、ホテル周辺には何もないので、淋しい所が苦手な人は、ロッカ・ディ・カンビオなどのホテルを利用した方がいいかもしれません。 今年は北イタリアは雪不足が長かったので、私達はアブルッツォでのスキーを大いに楽しみました。 スキーといえばアルプスとは考えずに、ローマから1時間のアブルッツォを試してみませんか? 【寄稿:ヒライ ユリ 富山県出身。学生時代からスキー及び、山歩きを続ける自然愛好家。94年渡伊。今は都会を離れて、夫と子供たち(息子ひとりに犬3匹)とラッツィオの田舎で暮らす】
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