1. フィエ・アッロ・シリアー/ Fie' allo Sciliarについて
ヴェローナからドイツ・ミュンヘンに向かって北へ進みます。トレントを越えボルツァーノへ、イタリアの北東に広がるドロミテの山々、西の基点はボルツァーノ、東の基点はオリンピックも開催され日本の皆さんにもおなじみのCortina d'Ampezzo/コルティ−ナ・ダンペッツォ。南チロル地方です。谷の間を悠々と流れるIsarco/イサルコ川、男性的な勇姿を誇るドロミテ山塊、そして点在する湖はロマンチックで神秘的、まるで絵のようです。
かわいらしいチロルの家並み、町の表示はイタリア語とドイツ語。町はきれいで、聞こえてくるのはドイツ語、イタリア人のように大騒ぎをしている人はいないのです。まるでドイツかオーストリアにいるようです。これが毎年ここに来たくなる理由なのでしょうか!?
2. 温泉を楽しむ
今回は温泉ではなく、VINO/ヴィーノ(ワイン)です。ここRomantik Hotel Turmは2001年6月にご紹介した干草テラピーのHeubadのご親戚、Stefan/ステファンさんはオーナーでシェフでもあります。このフィエ・アッロ・シリアーを愛する彼は3年前にホテルを改造、ビューティファームを造りました。全て彼のクリエーションによるもので、この地方の素材を利用しています。
今回私が試したワインテラピーはSulla Pietra calda bagno alle vinacceというもので、この地方でよく見られる石英岩をベッドに、Lagrein/ラグレインとChardonnay/シャドネ−のぶどうの絞り粕を粉にしたものにワインの種のオイルをミックス、ピーリングに使います。温められた石のベッドは思ったより居心地のよいもので、このアイデアもStefanさんのもの。子供の頃、川で泳いで裸足で岩の上を歩いた時の心地よさを表現したかった、というのがうなずけます。
ぶどうの粉に炎症を抑える石灰をミックスしピーリング、そのままパック。約15分間毛布に包まれます。その後猫足のバスタブへ、室内はろうそくの明かりのみでリラックス満点。バスに浸かりながら、ワインのサービスもあり。この後ぶどうの種のオイルマッサージをプラスすれば、トータルワインテラピー!お肌はツルツル、しっとりと、昔からワイン造りをしている娘さんは美しい肌をしているといわれていましたが、そのお話にあやかれるかしら…とはかない望みを託しました。
ワインテラピーの後はPino mugo/(松の一種)のサウナで山の香を楽しみます。サウナの床はこの松が一面にひきつめられ、中央の松でできた傘にシャワーが降り注がれます。室内は50℃ほどで一般的な(フィンランド式)サウナのように熱く、乾いていません。フィンランド式サウナではなかなか汗をかけない私ですが、ここでは10分もすれば流れるほど汗が出てくるのです。あまりの汗に驚いて、シャワーを浴びてもう一度試してみましたが、やはり同じでした。優しい松の香の中でからだの中の毒素をだした後は、洞窟で休みます。
ホテルはチロルの丘を一望に見渡せる高台にあるため、洞窟の岩はオリジナル。岩を伝ってくる水によって洞窟内にまかれた1500Kgの塩は湿度によって形を変え、洞窟内に広がります。海の香と水の音、これ以上の癒しは望めないでしょう。
3. 一言アドバイス
Sulla Pietra calda bagno alle vinacceは1人では63ユーロ、なんと2人でリクエストすると99ユーロになります。よくイタリアのスーパーマーケットは3 X 2と3つ買って2つ分の支払いという販売方法がありますが・・・ またこれにオイルマッサージをプラスすると1人では94ユーロ、2人で147ユーロ。各種マッサージ50分48ユーロから。
ビューティ&リラックスコースは1日でフェイストリートメント、ピーリング、クレオパトラのバストリートメント(ミルクとハニー)、マッサージとマ二キュァ・ぺテキュァのセットで256ユーロ。ロマンティック・アルペンコースはハーブバス、ハーブオイルマッサージ、フェイストリートメントで110ユーロなどお得です。
4. お勧め情報
シェフでもあるホテルオーナーのStefanさんの料理はとてもデリケートでエレガント。Hotel turmでは年2回彼のクッキングスクールも開催されます。3泊食事つきで490ユーロとお得!
冬はもちろんスキーですが、夏もすばらしい自然の宝庫です。イタリアの夏休みといえば海ですが昨年からこの地方が大人気のようです。私が昨年利用したのはagriturismo/アグリツーリズモという宿泊設備を備えた農家、日本でいうとペンションのようなものです。1泊25ユーロほどで利用できるのも人気の秘密でしょう。(ほとんどが1週間単位の予約が必要)
夏季にはドロミテ周遊観光バスもあります。ボルツァーノから30分ほどのRenon/レノンのピラミデは必見!針山のように尖った岩が谷の一角に、岩の先にはお皿のように平たい岩がのっています。なんとも不思議な自然のアートです。
毎年5月ボルツァーノではスペック(山の生ハム・燻製)祭、ワインの試飲会、白アスパラガスなどのお祭りが町の中心のWalther/ヴァルター広場で行われます。この広場のDuomo/大聖堂は小ぶりのウィーンのシュテファン大寺院のようで多色勾配の屋根が美しいゴシック様式の教会。
またMuseo archeologico/考古学博物館には1991年に氷の中から発見されたアイスマン、科学的調査によると彼は紀元前3350−3100年の人類つまり5000年前の世界に生きていたということです!青い目をしていたという彼にぜひ会いに行ってみてください。
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