早いものでイタリアンスパの連載も3年目を迎えました。このお話を頂いた時には1、2回ほどで終わるものと思っていましたので、21回を終えた今、本人が一番驚いております。これも Grazie a Voi! (読者の皆さんのおかげ!)今後もよろしくお願いします。
さて、最近テルメへの関心が急上昇してはいますが、実際どうやって予約したらいいのか、どんな雰囲気なのか、言葉も通じないからいまいち尻ごみをなされている方は多いようです。そこで今回はスパの紹介をお休みして、皆さんの疑問にお答えすることにしました。
1. まず予約の方法、メニューの選び方
どこのスパにもホームページがありますので、それを参考にすると便利です。Terme 温泉、Terapia テラピー、Centro Benessere スパのページを開いてください。お徳で手軽に楽しめる1dayコース、ウイークエンドコースなどがお勧めです。
どこのスパも1週間前には予約を入れることが必需!日程コースが決まったら、メールやファックスで予約を入れればOK!
Fango ファンゴは思ったより身体に負担がかかりますので、時間には充分余裕をもってスケジュールを立ててください。
2. 一番多い言葉の問題!行きたいのは山々だけど、どうしても勇気が出ない!!!
そうですね。たしかにテルメのファンゴ療法にはドクターの診断を受けるのは必須!ですが、診断といっても大方は Pressione 血圧の検査、過去の大きな病気などについてだけで、所要時間は5分ほどです。ドクターの質問も一般的なものがほとんど。後は各自の悩みに応じたテラピーをリクエストしてみると良いでしょう。
【レッスン1】
私は血圧が高い/低い。 Ho la pressione alta/bassa. オ ラ プレッシオ−ネ アルタ/バッサ
私は生理不順です。 Ho le mestruazioni irregolari. オ レ メスツラァツィオーネ イッレゴラ−レ
足がむくんでいる。 Mi sento le gambe gonfie. ミ セント レ ガンべ ゴンフィエ
セルライトが悩みです。 Mio problema fondamentale è cellulite. ミオ プロブレマ フォンダメンターレ エ チェルリーテ
私は便秘しています。Sono stitico. ソーノ スティティコ
背中(腰)が痛い。Ho mal di schiena. オ マル ディ スケ−ナ
ガンバってトライしてみてくださいね!
どうしてもイタリア語で話す勇気のない方には…
診療所に併設されたビューティスパでは診断の必要のないところもあります。2001年6月掲載のフィットテラピーの干草風呂/HEUBAD、2001年12月のサン・ジュリアーノ、2002年2月のテルメ・ディ・カシャーナ、そして 2002年10月のバーニ・ディ・サン・フィリッポなどはウィークエンドプランもあり、気軽にテラピーが受けられます。
私のように血圧がとても低い人にはバーニ・ディ・サン・フィリッポのファンゴパックがお勧め!クリームのように薄く塗るので血圧には問題ありません。ここのファンゴは豊富にカルシウムを含むので、ピーリング効果もありお肌はすべすべツルツルです!
. スパの中ではどのような格好をしていたらいいのか?
水着にバスローブを羽織っているのが一般的ですね。多くのスパはホテルに併設されていますので、ホテルに宿泊していれば部屋からバスローブとサンダルのままでOK! ロングヘア−の方はターバンなど用意しておくといいでしょう。ほとんどのホテルにはバスローブはついています。部屋にない場合はレンタルもあります。
【レッスン2】
バスローブのレンタルはありますか? Avete un'accappatoio da noleggiare? アヴェーテ ウナッカッパトイオ ダ ノレッジァーレ?
これだと療法の後そのままプール、サウナ、ジャグジーに行けますから便利!夏はそのままプールサイドでランチもできます。宿泊していない場合もレセプションでバスローブを借りてロッカー/Cabina(カビーナ)で着替えます。
スパのエステシャンや施設の施術者はイタリア語しか話せないことが多いのですが、イタリアのスパはドイツ人など外国人が多く訪れるので外国人客に慣れています。話せないので少しぶっきらぼうに感じるかもしれませんが、ほとんどが親切で素朴なおばちゃんばかりです。施術前にはBuon giorno ブォン ジョルノ!施術後にはGrazie グラッツェ!の一言を!
また皆さんのご意見お待ちしております。
TOMOKO
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