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フレッシュレポート7都市のレポーターがお届けする
今月のテーマ


Settembre(9月)のテーマは
〜「新学期 Inizio della scuola」   〜




  photo
新学期の文房具売り場


イタリアの新学期は9月。長いヴァカンスを終え、町は日に焼けた人々で活気に溢れます。新学期の開始は州により異なりますが、大半は9月16日から。ピエモンテ、ロンバルディア、アルト・アディジェなどの北部の州がそれより1週間早く、シチリアは遅れて9月30日の始業。各町での様子はどうでしょう?


Roma(川端レポーター)
知人の小学校教師は、「今年56ヶ国の違う国籍の子供達が一つの学校に通い始めるらしい」と驚く様子もなくさらりと話していた。外国国籍生徒は年々増加しており、主に東欧、ロシア、フィリピン、中国などの移民者をイタリア語ゼロから受け入れて行くというケースも稀な事ではないらしい。そんな環境を自然なことのように子供達は受け入れているようだ。互いが違う事を当たり前であると教育されているイタリアの長所でもある。しかし、外国国籍の子供は、イタリア的人生の真・善・美を収集し愛国心を育ませていく・・・。素晴らしい事だが、いち外国人として、移民者もできる限り祖国を伝えられることを願う。


Napoli(宮崎レポーター)
8月も終わりに近づくと、スーパーやデパートの一角には学用品コーナーがオープンし、6月から続いた長い夏休みもそろそろ終わりを告げる頃になったのだわ・・・と感慨深いものがあります。「感慨深い」とはいっても、子供達にとってはちょっと寂しいものなのでしょうが、私にとっては思わず微笑みのこぼれる「感慨深い」なのです。それというのも、日頃からうるさいナポリのシュクニッツ(ナポリ弁で「悪ガキ」のこと)が、宿題の無い夏休みに浮かれ狂い(ナポリターノは夏になると大人も浮かれ狂うからしょうがないのだが)、朝からユーロビートのCDを繰り返しかけては嬌声をあげ、集まってサッカーをしてはボールを人にぶつけ、街にでれば通りをいっぱいにふさいでバイクを駐車し、たむろする・・・とやりたい放題なのです。8月はナポリにいないからいいものの、戻ってくると「ガキ共は早く学校に戻れ」とイライラ。まあ学校が始まったら始まったで、今度は送り迎えのお母様方のむちゃくちゃな路上駐車が引き起こす大渋滞があるんですけどね。まったく、この人達は・・・。


Venezia(山本レポーター)
何だか大型スーパーや水上バスなどで、やたらとたくさん買い物袋を抱えた家族を見かけるなぁと思っていた。バカンスから戻ってきて食料の買い出しも大変なんだな、と思っていたら・・・新しいザイノ(リュックサック)やらノートやら文房具類が詰まっている。あ、そうか!イタリアでは9月から学年が始まるんだったっけ。・・・というわけで、新学期用の買い物だったのである。イタリアは地方ごとに学期の始まる時期が違い、ヴェネツィアのあるヴェネト州では9月16日から。子供達はうれしいだろうけど、お母さん達は大変だろうな。


Firenze(田中レポーター)
9歳になる甥、ニコロに「新学期はいつから始まるんだっけ?」と聞いたら「Non lo so(知らない)」と、ちょっと間を置いて「9月19日かな。この間マンマがそう言ってたような気がする。」という無関心ぶりでした。「学校が始まるの嬉しい?」という次の質問も準備していましたが、そんなことを聞くのは全くの無駄だと分かったので、私たちの会話はそれ以上発展しませんでした・・・。


Palermo(桜田レポーター)
今年の新学期は全国一斉に9月17日から始まるものだと思っていたら、どうもそうでもないらしい。8月下旬に「シチリアの9月はまだまだ暑いので、新学期は9月30日からとする」という記事が新聞に出てビックリ(来年の話かと思った)。シチリアは自治会議を行っている州なので、ある程度のことは自分達で決めることが出来るが、今になって始業の日にちが変わるなんて。2週間遅らせることによって足りなくなる就業日数はクリスマス、パスクアのお休みを減らし、更に終了日を6月14日にずらすことで解決するという。しかし、17日の授業開始の準備の為、9月2日には仕事に戻ることになっている先生や教授は大反対。イタリア政府も反対しているし、どうなることやら・・・?大体9月は確かにまだ暑いけど、じゃあシチリアの6月は暑くないのかと言われれば、かなり暑いわけで、一体誰にメリットがあるのかよく分からない。必ず得をする人がいるはずだ。と、いいながら、自分は学校へ通うわけでもなく、学校に通う子供がいるわけでもないので気楽なものだ。


Torino(武田レポーター)
イタリアではprovincia(州)毎に新学期の始まる日にちが違うんですよね。テレビのニュースで「○×州は何日から・・・」なんて言っているのを未だにちょっと不思議な感覚で聞いています(同様に終業日も州毎に違う)。ランドセルは当然ないのですが、毎年のように流行のリュック、筆箱、筆記具ecc.(エトセトラ)を新品でそろえ、制服もないので洋服代、教科書も有料(これがまた結構な値段!)、とくるので、親の立場的には「新学期=出費!」というのがイメージ的には大きいでしょうか??!!


Milano(柴田レポーター)
真っ黒に日焼けした顔がそろうバカンス明け。あちこちでお互いの腕を並べて、黒さ比べをしている姿が微笑ましいこの時期。「Bentornata!(お帰り)」との声に迎えられ、私もすっかり真っ黒な姿で登場したら、同僚から「Tailandese(タイ人)にしか思えない・・・」とのコメントが。(当面日本には帰れません!?)そして、どんなバカンスを過ごしたのか等々、いつもに増しておしゃべりがとまらなくなってしまうイタリア人たちが実際に仕事を始めるのは・・・?ご想像にお任せします!




 


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