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フレッシュレポート7都市のレポーターがお届けする 今月のテーマ
Maggio(5月)のテーマは 〜「メーデー Primo Maggio」 〜
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「政党の旗が翻るデモ」 |
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かつては、プリモ・マッジョと言えば、労働運動と政党色の濃いデモ集会でしたが、最近は、みんなが労働を讃歌するお祭り的な催しになってきています。…が、今年は "articolo 18"(正当な理由なしに従業員を解雇することはできないと定める労働憲章第18条)の改定案にともない、熱のこもったデモが各地で繰り広げられました。
◇Napoli(宮崎レポーター)
ちょっと暗い話になりますが、ナポリは失業率が40%近くと高く、特に若い世代が職にあぶれているため、市役所前ではプリモ・マッジョだけでなくしょっちゅう激しいデモが行われます。道端のゴミ箱に火をつけたり、警官とこづきあいになったりと、行き場の無い怒りをぶつけているようなところもあって、必ずしも賛成しかねるデモも多いため、私達はとっとと連休をとって静かな土地に逃げる予定です。この高い失業率のために海外へ行く移民が多く、世界のどこにいってもおいしいピッツァ・ナポレターナが食べられるのはいいことなんですけどね…。
◇Firenze(田中レポーター)
これまであまり関心事がなかったので参加したことはありませんが、最近イタリアではいろいろなデモが活発に行われていて、共感できるテーマも多いので今年は是非どこかで参加したいと思います。以前、テレビで見たデモ行進のスローガンに "Ci pisciano addosso e dicono che piove"(我々に小便をかけておいて雨が降ったなんて言うな!)という現政権の改革に対する不信を示すものがありました。強烈ですね。
◇Venezia(山本レポーター)
ヴェネツィアは観光都市なので、観光業に携わる人なら、メーデーはGWの連休としての方がインパクトがあったりする。ヴェネツィアでも時々デモ行進等が行われるが、正直な話、デモ行進に参加する人達は全く町にお金を落としていかないので、来てもらっていい迷惑。GW利用の日本人観光客の方がよっぽど喜ばれるの現実。
◇Milano(柴田レポーター)
メーデーといえばデモ行進の日です。ということは、市内の交通はほぼ麻痺状態に陥ってしまいます。それでも自分たちの主張を表するために、普段から頻繁にデモを行っているイタリア人のたくましさに感心する私。主張して初めて何かが得られる、だから主張しないと損をしたり、何も生まれない…イタリアはそんな社会なのかもしれません。
◇Torino(武田レポーター)
大抵の人が祝日と有給休暇を組み合わせて、日本のGWのように連休を楽しみます。トリノは山も海も近いですし、旅行に出かける人が多いですね。地元に残った人も、町に出たり、ヴァレンティーノ公園を散歩したりブラブラします。そのブラブラ族が結構な数なので、特に中心部はとても混雑し、道をまっすぐ歩くのも大変な状態になるので、私は町には出ないかな。
◇Roma(川端レポーター)
政治の中心であり首都であるローマでは、この日必ずデモ行進がある。労働者の声が街の主要ストリートで響き渡る。道は通行止め、地下鉄は閉鎖され、交通機関が麻痺し、人々は5月1日であることを実感する。どこへも行けない休日は、どこへも行かなければ良いのだと、半ばあきらめながら状況に合わせて休日を過す。イタリア人は実に柔軟な対応ができる国民だ。自我を押えながら他人の主張、主義を受け入れ、対応するのがうまい。デモ・ストは労働者と人間の権利なので、尊重しなければならないと、街でストライキにあってもイライラしない、怒らない。
イタリアでは自分一人が生きているのではない、お互い様精神を知った。自分もいつかデモ行進に参加するかもしれないし、ストを起すかもしれないし、遅刻するかもしれないので、やっぱり「お互い様ね」と余裕の心でいたいものだ。
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