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私の大好きなフィレンツェ
15 marzo 2011

第4回  「パニーニは出来たてをほおばるのが最高!!」

文・写真 石川みゆき

歩くのがなんだか楽しい季節がやってきました。フィレンツェは歩くのが一番の交通手段。
散歩がこんなに楽しい街ってあるかなぁ?と何度思ったことか。気持ちよく歩くと、お腹もすく。よく言う小腹がすくってやつです。そういう時に、私は必ず飛び込むお店があります。それはパニーノのお店。パニーノならば、歩きながら食べられるし、景色を眺めながら立ち止っても、公園のベンチで座ってでも食べられる。またこれが美味しいのなんの。

もちろんフィレンツェを知りつくしている私が選んだお気に入りのお店。ここで食べればハズレませんよ!と強気ですが、そこは食べてのご判断を!。 いくつかお店をご紹介しますので、自分に合ったパニーノ屋さんをチョイスしてみてください。ただし、パニーノは作ってもらったら、なるべくすぐに食べる!これはどこのお店も同じです。だって私の紹介するお店は作り置きなんかしていません。その場で作ってくれるからなんです。

写真トップ@: 「茹でモツ」パニーノで有名な中央市場内の「ネルボーネ」店内の厨房
下左A: 「プロカッチ」店舗、右B: 「プロカッチ」の上品なパニーノ

●優雅なトリュフのパニーノの「プロカッチ」
まずは、トルナブォーニ通りに構えるプロカッチ。ここは一口サイズの小ぶりなパニーノ。
もちろんテイクアウトもできるけど、上品な店内でスプマンテと一緒に優雅なおやつタイムがお勧め。絶対に食べたいのはトリュフクリームのパニーノ。トリュフの香りが口いっぱいに広がって、それをスプマンテで流し込む。ただし、ひと口サイズでそんなに安くはないので、空腹のときはあまりお勧めしません。おやつ感覚で食べるのがいいんです。

写真左C: 「イ・フラテッリーニ」のパニーノ、右D: 「イ・フラテッリーニ」のメニュー

●組み合わせメニューの日本語メニューもある「イ・フラテッリーニ」
次にイ・フラテッリーニ。オルサンミケーレ教会からすぐ近くにある小さなお店。本当に小さなお店なので、通り過ぎないように注意です。でもここはいつ行っても並んでいるからわかりやすい。私はここのもっちもちのパンが好きなんです。私が頼むのはほぼ決まっています。プロシュートとルッコラとカプリーノチーズの組み合わせ。このお店は入り口にすべての組み合わせのメニューが貼ってあって、その番号を選んでオーダーすればOKです。日本人の方にうれしいのはメニューに日本語があること。これなら言葉がわからなくても安心して頼めます。お気に入りの番号をカウンターで叫んでください!(笑)。

写真左E: 食材にこだわる「イーノ」のパニーノ、右F: 食材店「イーノ」店内

●ハムやチーズの食材にこだわる「イーノ」
イーノは私の大好きな食材店なんですが、ここのパニーノもあなどれない。食材にこだわっているので、パンに挟む中身も凄い。仕入れるハムやチーズの思い入れは素晴らしいです。だからメニューもその日に入った食材によってかなり変わります。よくわからなければ、今日のおすすめは何??と聞いてしまいましょう。イーノは店内に小さいけど食べるスペースもありますから、座って食べてもいいですね。パンを焼いてほしければ焼いてくれますよ。こだわっている分ちょっとお値段は高め。リッチなパニーノって感じです。

写真左G: 「グスタパニーノ」店内、右H: 「グスタパニーノ」の美味しそうなパニーノ

●「焼いたパン」の美味しい「グスタパニーノ」
ヴェッキオ橋を渡ったピッティ宮殿方面、サント・スピリト教会の前にあるのがグスタパニーノ。ここはパンをカリカリに焼いてくれます。パンも普通のフォカッチャのようなパンとピアディーナという薄いパンを選べます。ピリ辛のサラミと焼きナス、ペコリーノチーズが私の定番。焼いてあるからとにかくすぐに食べなきゃだめです。チーズがとろけているうちに召し上がれ。

写真左I: 「ネルボーネ」の茹でモツ・パニーノ 、右J: 中央市場内の「ネルボーネ」店舗

●中央市場の名物、茹でモツの豪快なパニーノの「ネルボーネ」
最後はトスカーナらしいパニーノをご紹介。ここネルボーネはもう中央市場の名物にもなっています。中央市場の一階、グリーンのお店を探してください。とは言え、いつも混雑しているので、絶対にわかります。ここに来たら、そしてお肉のモツが大丈夫ならばぜひお勧めしたいのが、ランプレドットのパニーノ。ランプレドットは、簡単にいうと茹でモツ。香味野菜でコトコト柔らかく煮込んだモツをカットして豪快にパンにのせる。そして定番のサルサ・ヴェルデ(ハーブソース)をかけて、最後に唐辛子ソースもちょっぴりかけてもらう。

お店の人が「バニャート?」と聞くかもしれません。バニャートはパンを茹でモツのスープに浸すかどうか?という意味。シィ!というとドボーンとパンをスープにつけるんです。かなりパンが水っぽくなるので、最初はバニャートじゃないほうがいいかもしれませんよ。地元っこはけっこうバニャートで食べていますが、私はバニャートには今だにしてません。ボリューム満点だから、これ一個でかなりの満腹度です。

さてあなたはどのパニーノがお気に入りですか?

私の大好きなフィレンツェ  著者プロフィール
石川みゆき (Ishikawa Miyuki)

料理コーディネーター・イタリア料理研究家・トスカーナコーディネーター、1997年にイタリア料理を学びにフォレンツェへ留学。イタリアの家庭料理、トスカーナ料理に魅せられ、フィレンツェの料理学校ル・コルドンブルー、トラットリアなどで勉強。以降、年2回は現地へ出向き料理の知識を深めている。また最近はトスカーナの宿、フィレンツェの街にもかなり詳しくなり、本も出版。現在はイタリア家庭料理を中心とした料理教室「トスカーナのテーブル」主宰。レシピのコンサルティング、料理関係書の執筆、講演、雑誌など幅広く活躍中。石川みゆきのトスカーナ&フィレンツェ食べ歩きツアーも開始されるhttp://ttravel.jp/orgtour/1007/111150/
著書は「世界でいちばん贅沢なトスカーナの休日」「たった15分でイタリア家庭料理」(青春出版社)「フィレンツェ通い詰めて見つけた食べ歩き&買い物案内」(扶桑社)など。http://www.geocities.jp/acquatoscana ブログ http://ameblo.jp/acquamiyu/


データ
Dati
■コッコレ
Coccole Cicccolato

Via Ginori 55/57r Tel 055−294750
7:00-19:00

■ヴェストリ
Vestri 

Via Borgo degli Albizi 11/r Tel 055-2340374
http://www.vestri.it/
10:30-20:00 日曜定休

■アンドレア・ビアンキーニ
Andrea Bianchini

Via de’Macci 50 Tel 055-2001609
http://www.andreabianchini.net/
10:00〜13:00、15:30〜19:30 日曜と月曜の午前中 お休み

■ドルチ・エ・ドルチェッツェ
Dolci e Dolcezze

Piazza Beccaria 8/r Tel 055−2345458 
8:30−19:30
月曜定休 日曜は13:00まで


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