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あっちこっち中部イタリア - 鈴木奈月の絵画紀行
 

15 Ottobre 2013

 第10回 グッビオ
絵と文  鈴木奈月


またまたウンブリア州に戻り、今回はグッビオのご紹介。
この街も他のウンブリアの小さな街よろしく、緑に囲まれた山の麓にへばりついている。
街を観光するにはえっちらほっちらと坂を登らなければならない。
たいへんではあるが、落ち着いた色合いの街並は心が和むし、ときおり振り返り眺める緑は美しいし、空気は澄んでいるし、そして、何といってもグッビオと言えば陶器!ということで、数々の陶器屋さんを覗いて歩けばツライことなし!

きれいな色合いの絵柄、ぽってりとした手触りがなんとも暖かいマヨルカ焼きの陶器。マヨルカ陶器は、ルネサンス期を通じて主にスペイン経由でイタリアに伝わり、ルネサンス文化の開花と共に、その絵付け技法が大発展。
裕福な貴族たちは、こぞって有名な陶芸家に一族代々に伝わるであろう食器一式を作らせた。メディチ家などは、大きな自営工房を作らせていたほど。

さてこのグッビオでは、16世紀初頭マストロ・ジョルジョという名工が活躍して、その当時人々を魅了していた玉虫色のような光沢を持ったラスター彩陶器を制作していた。陶器博物館などで見るこのラスター彩は、もともとはイスラム文化で生み出された手法ということで、なるほどツヤツヤと光っていて、いかにもアラブ人が好みそうな感じだ。

かと思えば、なんとも地味な感じの真っ黒な陶器を並べているショップもある。これはブッケロといって、時代はさらにさかのぼり、エトルリア時代に作られていたというもの。地味ではあるが、そこがかえってモダンな感じで、マヨルカの絵陶器とはまた違った魅力がある。

というわけで、この街にはたくさんの陶芸ショップがあり、客寄せに絵付けを披露しているところもあって、昔ながらのやり方ですーっと線を引いていく職人さん、伝統模様の花々をささっとかきあげる職人さんなど、見ていてもなかなか楽しい。
ゴージャスな玉虫色のラスター祭、伝統柄で優雅なマヨルカ・クラシック、鮮やかな色彩のマヨルカ・モダン、あるいは真っ黒なブッケロ、あなたはどれを選びますか?


著者プロフィール
鈴木奈月 (Suzuki Natsuki) イラストレーター、エッセイスト
89年渡伊。フィレンツェ、ミラノ、カタンザーロに暮らし、現在はローマ郊外オスティア在住。イラスト&暮らしのエッセーを、本やウエブサイトに掲載する。昨年からは、ナイーヴ系イラストレーションをローマ市内のギャラリーなどで発表し、活動の場を広げている。
Natsuki Suzuki web site: www.natsuki.deseptis.com
blog: http://peperoni.exblog.jp

主な書籍
「南イタリアお料理歳時記 マンマの味12か月」(NHK出版)
「イタリア・小さな街物語」(JTB出版)
「イタリア・パスタおいしい物語」(東京書籍)他多数

近年の主な活動
2011年4月 日本橋三越イタリアフェアー 出展
2011年4月 日伊文化交流サロン「アッティコ」パスクワのお料理教室
2011年8月 『PREMIO MASSIMO DI SOMMA』マッシモ ディ ソンマ賞 入選
2011年9月 GALLERIA DEGAS mostra collettiva
2011年10月 GALLERIA SAMAN mostra collettiva 『 IL COLORE DELL’ACQUA』

グッビオ  Gubbioデータ
ウンブリア州 ペルージャ県


■交通アクセス
ローマからは、Anconaアンコナ行きの国鉄に乗り Fossato di Vico-Gubbio 駅下車。そこからバスでグッビオまで(18キロ)。
フィレンツェからは、Terontolaテロントラ経由の国鉄でペルージャ駅下車。そこからバスでグッビオまで(40キロ)。

イタリア国鉄サイト: www.trenitalia.com


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■箱 保存箱有り 
■お申し込み方法 
   インターネット、Fax、もしくは電話でのお申し込み
   Tel:047-354-0683   Fax:047-705-5660
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