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●地理的特長 プーリアはイタリアの東南端、長靴のかかと部分に広がる地方で、美しい海岸と肥沃な土地が特徴です。領土の大半がなだらかな丘と平原からなり、一年を通じて日照時間が長いことなどから質の良い農作物が豊富にとれることで知られています。事実、野菜と果物類の海外輸出量はイタリア一。さらに、樹木栽培もイタリアで最も盛んで、特にバーリBariやレッチェLecce近郊を中心にプーリア州の領土のほとんどがオリーヴとブドウ畑です。
●特産物 特にオリーヴオイルに関しては、その樹木量でイタリア全体の28%、オリーヴオイルの生産量ではなんと40%を占めるほど盛んです。当然、エクストラヴァージンばかりの良質なオイルを自慢としています。プーリア地方の経済や文化はオリーヴオイルに支えられていると言っても過言ではありません。ワインも数多くの銘柄があります。濃厚な赤、サレントSalentoやカステル・デル・モンテCastel Del Monteの香り豊かなロゼ、フルーティーな白、発泡性のモスカートまで種類が豊富です。他に、アーモンドの生産でも有名です。アラブ食文化の影響でお菓子類にアーモンドを使うのがこの地方の伝統です。 プーリアの地方料理には野菜がふんだんに使われています。カブとルコラのオレッキエッテ(パスタ)、ソラマメのピュレにあえたパスタなど、パスタと野菜、豆類と野菜の組み合わせが特徴的です。太陽をいっぱい浴びて育った野菜はそのまま食べても甘くておいしいので、生野菜を自慢のオリーヴオイルにあえるだけの料理も有名です。果物は主にさくらんぼ、桃、イチジク、柑橘類がとれます。 ●観光の魅力 最も"プーリア的"といえるのは、州中部ムルジェMurge地方。石灰岩を積んで造る小尖塔の形をした、トゥルッリTrulliと呼ばれる白い家が特徴です。ギリシャのミケーネ文化から来たといわれるこの独特の建物は、アルベロベッロAlberbello付近に多く見られ、オリーヴ、トキワガシ、イナゴマメの木々が茂る間に白壁のトゥルッリが点在する景色には目をひかれます。アルベロベッロを含む辺り一体の盆地(コンカ・ムルジャーナ・バレーゼConca Murgiana Barese)は、他にもロコロトンドLocorotondo、マルティーナ・フランカMartina Francaなど観光的に最も興味深い街が集まっています。プーリアの美しい海を満喫するなら、まずガルガーノGarganoへ。石灰質の岩が自然に削られてできた数々の洞窟、青く透き通った海、そして高さ20mにも達する松などが茂る森。ガルガーノの自然の魅力はつきません。さらに、ターラントTaranto以南の「長靴のかかと」にあたるサレント半島Penisola Salentina。ここも奇怪な形の洞窟や美しい砂浜が見所です。先史時代の貴重な化石(象、サイ、カバ、北極ペンギン、アルプスアイベックスなど珍種)が多く発掘されており、紀元前4000年頃に描かれた狩猟の壁画が洞窟に残っています。また、サンタ・チェザーレアSanta Cesareaの温泉地は、古代から泥Fango療法で知られていました。(イタリア自然紀行"テルメ"のバックナンバー"サンタ・チェザーレア・テルメ"参照)
プーリア州データ Dati di Puglia
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